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2022年2月14日月曜日

故郷の町の市電の夢

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夢を見た。人は夢をいつでも見る。だが私は朝起きてそれを記憶していることがひどく少ないタイプだ。この故郷の町の市電の夢はよくない。あらゆる記憶が詰まっている。母がいる。梅のかおりがする。黒い手袋をした少女がいる。樟がざわつく。犬の遠吠え。苦悶があった。呆然自失する。