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2022年5月19日木曜日

露国防省曰く、米国供与のM777榴弾砲をすべて破壊

 


露国防省曰く、米国供与のM777榴弾砲をすべて破壊したと。


Russian unmanned aerial vehicles and artillery reconnaissance means Podgornoe identified the coordinates of a US-made 155mm M777 howitzer firing position used by the Ukrainian Armed Forces.


Unmanned aerial vehicle operators fired a missile at the firing position of the American howitzer battery, causing damage to several guns.


After the UAV strikes, the Ukrainian militants attempted to hide in a wooded area and conceal the M777 towed howitzers there.


 As soon as the Ukrainian militants concentrated their towed howitzers and guns in the wooded area, an artillery strike was launched there.


All the equipment and American howitzers were destroyed. The surviving Ukrainian artillerymen scattered.


#MoD #Russia #Ukraine 

https://t.me/mod_russia_en/1702


ホントにすべて破壊したか否かは瞭然としないが、やっぱりスコット・リッターの言ってるように、この榴弾砲howitzer M777 がキモなんだな、少なくともこの現在。


ボクはこんなことまで調べるタイプじゃゼンゼンないんだけど、愛人が熱心に教えてくれるんだ。渋い着物の似合う谷崎の女風美熟女が。


とはいえ、全部破壊したとしても次から次へと送ってくるんじゃないかね。


今のままじゃ長引くだろうなあ、この戦争。



人は勝負のつかぬ長期戦を予言する勇気もなければ、予言するだけの想像力もなかった。…


「長期にまたがるだろうか?」と私はサン = ルーにたずねた。「いや、ぼくは非常に短期の戦争だと思うんだ」と彼は私に答えた。しかしこんども、いつもと同様に、彼の論拠は、文書からえたものだった。 「モルトケの予言を考慮に入れながら、読みかえしてみたまえ」と彼は、あたかも私がすでにそれを読んでいたかのように、私にいった、「大編成部隊の行動に関する一九一三年十月二十八日の政令を。そうすれば、きみにわかるだろう、平時予備軍の補充が計画されてもいなければ、予測さえされていないことを。そういう編成は、戦争が長びくはずなら、欠かすことができないんだからね。」私には、問題の政令を、戦争が短期のものであろうという証拠として解釈されるべきではなくて、戦争が短期のものであるという見通し、戦争が今後どうなるかという見通しを、欠くものとして解釈されるべきであり、その政令を起草した当事者たちの側には、戦争が謬着状態に陥るとき、全面にわたり物資のおそるべき消耗をきたすであろうことや、作戦のさまざまな舞台の連帯が必要になってくるであろうことの、憶測というものがなかったのだ、という気がするのであった。(プルースト「見出された時」)



ボクはひたすら愛人の言葉に耳を傾けているんだけどさ。


人は、まるで恋をしているときのように、目かくしをして、新聞を読んでいるのだ。事実を理解しようとはつとめない。愛人の言葉に耳を傾けるように、主筆の甘言に耳を傾けている。on lit les journaux comme on aime, un bandeau sur les yeux. On ne cherche pas à comprendre les faits. On écoute les douces paroles du rédacteur en chef, comme on écoute les paroles de sa maîtresse. (プルースト「見出された時」)


今のところ失望したことはないね。バランス感覚がとってもあるな、あの美熟女主婦は。プーチンにゾッコン過ぎなのが玉に瑕だけれど、いかにも「神さん」ってかんじだなあ、《女が欲することは神も欲する[Ce que femme veut, Dieu le veut]》(ミュッセ、Le Fils du Titien, 1838)