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2022年9月23日金曜日

ボク珍は「浅はかな若造御用学者」では決してありません!

 


ショイグが言ってるらしいよ、NATOの「OBと現役の軍人150名」って。最近到着したグループがこの人数ならもっとずっとたくさんいるってことかね。


マーシャ@masha7142124 2022/09/22

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「我々が相手にしている武器のなかには、通信・情報解析、諜報偵察システム、偵察衛星もあります。事実上NATOのすべての人工衛星が私たちを監視していますw我々の分析では軍事衛星70基、民間衛星200余基が我が国の部隊の位置を偵察しているのです。


https://twitter.com/coope125/status/1572557569612447747

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「高精度兵器については、(ウク側は)近頃はその数を隠そうとしています。その武器による民間人への攻撃が増え続けています。ほぼ毎日攻撃があります。まさに昨日も民間の犠牲者が出ています。病院や人がたくさん集まる場所が標的になっています。↓


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「私たちは、軍の統制が取れていないのだろうと思っていましたが、まったく逆でした。完全に監督されていたのです。西側陣営の監督者が非常に大勢です。最近到着したグループは、OBと現役の軍人150名。事実上完全に西側の指令部がキエフからこれらの作戦や物事をすべて動かしているのです」(了)







昔のことはいいからさ、代理戦争じゃないって言い続けてきた国際政治学者らはこの今、なんて思ってんだろ? 


とくにしつこくそう言って、ミアシャイマー批判をしていた「平和構築専門家」の篠田英朗界隈は?




・・・と「篠田英朗」プラス「代理戦争」で検索したら、この直近になってもまだ言ってるや




それともこれ、自白してんのかな、自らが「浅はかな若造御用学者」だと、例の名高い「否定の否定」で?




Aufhebung, Verneinung, Negation der Negation

止揚Aufhebenは真に二重の意味を示す。それは「否定する」と同時に「保存する」の意味である。Das Aufheben stellt seine wahrhafte gedoppelte Bedeutung dar, […]; es ist ein Negieren und ein Aufbewahren zugleich; (ヘーゲル『精神現象学 Phänomenologie des Geistes』1807年)

否定は抑圧されているものを認知する一つの方法であり、本来は抑圧の解除=止揚Aufhebungを意味しているが、それは勿論、抑圧されているものの承認ではない。Die Verneinung ist eine Art, das Verdrängte zur Kenntnis zu nehmen, eigentlich schon eine Aufhebung der Verdrängung, aber freilich keine Annahme des Verdrängten.(フロイト『否定Verneinung』1925年)


ラカン)Verneinung は、 セミネールの前に、イポリット氏が私に耳打ちしたように、dénégation(二重の否定・前言を翻す行為)であって、翻訳のように négation(否定)ではない。(…)


イポリット)(否定行為にも打ち勝ち、 抑圧されたものの知的承認に成功しながら)―抑圧過程そのものはこれによって解除されない。  


これは私にはきわめて深いものと思われます。被分析者は受け入れ、取り消し dénégationても、抑圧はまだある! 


私の結論は、ここで生み出されるものに、ある哲学的名称を与えなければならないことです。この名をフロイトは述べてはいません。それは「否定の否定 la négation de la négation」(Negation der Negation)です。文字通り、ここで現れるもの、それは知的肯定です。しかし知的であるだけです。というのは否定の否定ですから。こうした用語はフロイトにはありません。しかしこう述べても私はフロイトの思考の延長線にあると思います。これが私が言いたいことです。(ラカン、S1、10 Février 1954)

私はあなたを侮辱するつもりはありません

われわれの患者が分析作業の過程で種々の思いつきを話し出す様子は、いくつかの興味深い観察の手がかりになる。「あなたは私がこれからなにか侮辱するようなことをいい出すだろうとお考えでしょうが、私にはそんなつもりは毛頭ないのです Sie werden jetzt denken, ich will etwas Beleidigendes sagen, aber ich habe wirklich nicht diese Absicht.」。 これは、投射 Projektion によってたったいま思い浮かんだ想念の拒否 auftauchendenと解される。


あるいはまた、「夢の中のこの人物は誰かとおっしゃいますが、母ではありません Sie fragen, wer diese Person im Traum sein kann. Die Mutter ist es nicht.」。 これをわれわれは「それはほかならぬ母なのです Also ist es die Mutter」と訂正するのである。われわれは分析にさいしては、遠慮なしにこの否定 Verneinung を度外視し、思いつきの内容そのものだけを取り出すのである。そうすると患者はこの場合、「なるほど、私にはこの人が母に思えました。だがこの思いつきを認める気にはなれないのです」といっているようなものである。(フロイト『否定Verneinung』1925年)

問いの罠

無意識に抑圧されているものを捜し求め、なんとなく解明することができることも時たまある。「あの場合、あなたがそんなことは絶対にありえないとお考えになるのは何でしょうか。あの当時、あなたが一番心にかけていなかったのは何だと思いますか Was halten Sie wohl für das Allerunwahrscheinlichste in jener Situation? Was, meinen Sie, ist Ihnen damals am fernsten gelegen?」(あなたにとってこの状況で一番ありそうもないことを話してください。あなたにとってまったくかけ離れたことです)とたずねてみる。もし患者がこの罠にかかって、一番ありえないと思うものをあげるなら、それはたいてい本音 Richtige zugestanden なのである。…

思考内容を肯定したり、否定したりするのが知的判断機能の使命なのであるから、われわれは上記の考察によって、この機能の心理学的起源にまで論を進めたことになる。判断によって何事かを否定するとは、結局、「これが自分の一番抑圧したいものなのである Das ist etwas, was ich am liebsten verdrängen möchte」ということなのである。否定的判断は、抑圧の知的代償 intellektuelle Ersatz der Verdrängung であり、その「否」は抑圧の刻印Merkzeichen、たとえば「ドイツ製 made in Germany」と書いた原産地証明書と同じようなものなのである。否定象徴 Einschränkungen der Verdrängung・「否」によって、思考は抑圧のいろいろな制限から解放され、その作業に欠かすことのできない内容を豊かにしていく。(フロイト『否定 Verneinung』1925年)



ま、でもこんなヘーゲルやらフロイトラカンなんてどうでもいいから、ショイグが流している情報は「浅はか」「虚構」だと反論したらいいんだよ。150人ってヤツだ。なんでそうそうにしないんだろ?


次のような「高齢者の精神的福祉対策」用発言なんか無視したっていいからさ。



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ゼレンスキーはユダヤ人だからネオナチはあり得ないとか、バカげている[Zelensky is a Jew and that's their motivation for saying: «Well, how can they be Neo-Nazis?» - That's nonsense! ]オリバー・ストーンOliver Stone! プーチンについて 2022/03/12

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私達がやってる事は大量のウクライナ人を死に追いやる代理戦争

 米陸軍退役大佐ダグラス・マクレガーDOUGLAS MACGREGOR

2022/04/22

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「我々はナチスを訓練した」スコット・リッター

"We Trained Nazis" - Former US Marine Corp Intelligence Officer, 

Scott Ritter  2022/03/12

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「ウクライナは事実上のナチ国家になっている」-スコット・リッター

"Ukraine has become a defacto Nazi state" 

- Scott Ritter & Richard Medhurst 2022/05/19

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この子どもたちは2度殺されているも同然です。最初に殺すのはウクライナの爆弾、2度目に殺すのはこの子供たちの死を隠す欧米のマスコミだ。一体何が、欧州をここまで堕落させたのでしょうか? 欧州は自由で民主主義の大陸、万人の生存権を擁護する大陸と称しながら、その生存権にはドンバスの民衆は入っていない。

―エリゼオ・ベルトラージ Eliseo Bertolasi 2022/8/14



こういう話は平和構築専門家には不要なんだろうよ、「ルールに基づく国際秩序」なるものがずっと重要さ


…………


最近のCovertAction Magazineの記事を訳してくれている人がいるので、復習?の意味でここに貼り付けておこう。



Ukraine: The CIA’s 75-year-old Proxy

By Gerald Sussman - September 12, 2022 

ウクライナ:CIAの75歳の代理人 ⑴

ウクライナ:CIAの75歳の代理人 ⑵

ウクライナ:CIAの75歳の代理人 ⑶

ウクライナ:CIAの75歳の代理人 ⑷





◼️ウクライナ:CIAの75歳の代理人 ⑶

 キエフのマイダン (広場) で平和的に始まった 2013 年から 2014 年の反政府抗議活動は、米国国務次官で政権転覆の専門家であるビクトリア・ヌーランドが、街頭を訪れ、クーデターの陰謀者と繰り返し会ったことによって煽り上げられた。彼女とともに、ジョン・マケイン(アリゾナ州選出)とクリス・マーフィー(コネチカット州選出)の両上院議員は、ネオナチのリーダー、オレグ・タイフニーボックとともに広場のプラットフォームに立ち、おそらく正式な認可なしに、ヤヌコヴィチの不法打倒に対するアメリカの支持を申し出た。

 今回、CIAはロシア寄りの大統領を排除するためにより全面的に関与し、マイダンで警察と抗議者の狙撃と虐殺に参加した極右民兵集団の準備を助けた可能性が非常に高く、ヤヌコヴィチは逃亡を余儀なくされた。ニューヨーク・タイムズ紙は、この銃撃をヤヌコヴィチ政権によるものと虚偽の報道をした。その結果、ロシア系住民の多いドンバス地方で政権転覆への抵抗が起こり、キエフのクーデター政権による襲撃を受け、2022年までに兵士と民間人14,000人の死者が出た。

 ペトロ・ポロシェンコは、2014 年に米国の支援を受けて大統領になるまで、キエフの米国大使館で定期的に情報提供者を務めた人物だが、2022年6月の欧州記者団とのインタビューで、在任中にロシア、フランス、ドイツとミンスク協定に署名し停戦に合意したのは、軍備増強と戦争準備の時間を稼ぐための策略であると述べた。「我々の目標は、まず脅威を止めるか、少なくとも戦争を遅らせることであり、経済成長を回復させ、強力な軍隊を作るために8年間を確保することでした」と彼は言った。

プロパガンダ戦争

 バイデン大統領をはじめとする公職者は、ロシアの動機が単なる領土侵略であると特徴づけるために、「いわれのない攻撃」という言葉を繰り返し使った。このようなクレームをつけて、確かな証拠もなくプーチンという名前を出すだけで、彼やロシア国家に関するいかなる発言もただ発言であるだけで証拠として十分確立するかのようなのだ。

 問題は、多くのオブザーバーが指摘しているように、メインストリーム・メディアが、国家と支配階級のコンセンサスを国内外へ伝達して増幅する道具としてしか機能していないことである。ウォーターゲート事件のジャーナリスト、カール・バーンスタインが報告したように、冷戦時代の大半において、MSMの400人以上のジャーナリストがCIAの目となり耳となって働いていたことが判明しているため、もちろん、これは何も新しいことではない。少なくとも一部のジャーナリストは、CIAエージェントのメッセンジャーとしての役割を果たし続けているという証拠がある。〔・・・〕


 ノーム・チョムスキーはこう表現している。「アメリカの言説で、この侵略を〈ウクライナへのいわれのない侵略〉と呼ぶことがほとんど義務づけられているのは、非常に興味深い。Googleで調べると、何十万件もヒットする。もちろん、挑発されたのだ。そうでなければ、いつも『いわれのない侵略だ』とは言わなくていいだろう」。チョムスキーが十分な説得力を持たないのであれば、米国とNATOの戦争屋は、明らかにロシア愛好家ではないフランシスコ法王の、このように認めた言葉に耳を傾けるといい。この侵略は「ロシアの門前でNATOが吠えた結果・・・・・挑発されたのかどうかは、私は言えませんが、おそらく、イエス」。〔・・・〕

 ロシアに対するMSMプロパガンダの大洪水と、2014年のクーデターとロシア・ウクライナ紛争に関する公式ストーリーに疑問を呈する声の禁輸は、米国の民主主義が見習うに値しないモデルであることを暴露している。米国ほど、報道弾圧が大規模で制度的に定着している権威主義国家は、ほとんどないのだ。

 防衛産業とつながりのある元軍人や諜報部員が「専門家アナリスト」として放送局やケーブルニュースチャンネルに広く出入りしていることや、MSMのレポーターが白人至上主義のイデオロギーを使って避難民のウクライナ人を「価値ある犠牲者」として特別扱いしていることは、別のところでも述べたとおりだ。





◼️ウクライナ:CIAの75歳の代理人 ⑷より

プロパガンダは今や公然とアメリカの戦争兵器の主要な部分となっており、政府はその事実を隠すことはほとんどない。PRWeekによれば、米国とNATOの同盟国が国内外のロシア人を殺すためにウクライナに供給している大量の武器とは別に、与党保守党と密接な関係にある英国企業を含む、約150社の米国やその他のグローバルなPR会社が、ウクライナにプロパガンダツール〈大量詐欺兵器〉の提供を申し出ている。〔・・・〕

 ドイツの政治理論家カール・シュミットの洞察を真剣に受け止めなければならない。彼は、強力な国民国家は、自分たちが何者であるかを定義するために敵を持つ必要があり、「政治的行動と動機は、友人と敵との区別に還元することができる」と言った。シュミットの場合に「敵」は悪と解釈される必要はないが、アメリカにとって「敵」は常に、宗教的な不道徳の観念が埋め込まれる。

 ソ連、後にロシアを敵として構築することには、少なくとも三つの効用があった。企業資本主義経済内の大規模な不公平から国民の注意をそらすために国家的脅威を作り出すこと;不況に対するヘッジとして異常なレベルの軍事支出を行い、軍産メディア複合体を基盤とした国家安全保障状態と帝国の建設を正当化すること(警察、帝国主義); 第二次世界大戦中の戦争情報局をモデルにした幅広いプロパガンダ複合体を組織して、アメリカ人の自由を奪おうとする悪のリーダーによって脅かされる世界の道徳勢力として国家の正統性を維持すること。

 現実には、自慢の「4つの自由」を国から剥奪し、他の国々、特に第三世界の発展と自由への独立した道を否定しているのはアメリカそのものだ。

 反帝国主義の議論の要点は、ウクライナ戦争を擁護することではなく、その原因をより深く見つめることである。米国は長い間、高度な軍国主義社会であり、実際、戦争から解放されたのはわずか15年である。

 そして、米国が直接侵略(これまでに84カ国)していないときは、戦略的利益に反する国々(チリ、ニカラグア、インドネシア、イエメン、ブラジル、アルゼンチン、アンゴラ、ベネズエラ、コンゴ民主共和国、ガザ、ギリシャ、エクアドル、ガーナなど多数)に対する侵略とクーデターを後援しているのだ。

 ウクライナ危機もスポンサー戦争である。キエフによるドンバス地方への攻撃は最終的にはアメリカの利益になるのである。「高度に発達した石炭産業、鉄冶金産業、機械製造、化学工業、建設業、膨大なエネルギー資源、多様な農業、密集した輸送網」などその資源が多国籍資本と金融が垂涎の的だからだ。

 ウクライナの向こうには広大なロシアの領土があり、膨大な量のエネルギーや戦略的鉱物など、アメリカのような世界的な拡張主義者で軍国主義的な企業資本主義システムを呼ぶ資源がある。現在のウクライナの危機から抜け出す方法は確かにあるが、それには同国が中立化し、アメリカの同盟によって、ロシア民族の権利と平等性を尊重し実施する非軍事国家へ転換する必要がある。

 また、西側諸国は、NATO軍の大群が国境に近づきすぎたために損なわれたロシアの正当な安全保障上の利益を、ある程度は認めなければならない。国家の安全保障の概念は国連憲章に明記されている。さらに大きな惨事を避けるためには、米国が国連の平和宣言に従って行動し、ウクライナ、ロシア、そして世界の長期的利益となる交渉による解決を阻む障害を取り除くことが必要である。(了)




「世界の深淵な真実」だってよ、でもカボチャ頭にもいくらかの軌道修正の気配はないではなさそうだな。先の9月17日の「浅はか」と上の9月18日の「浅はか」のニュアンスの違いがあるからな