そうかそうか、仏エリートにはまだまともな連中がいくらいるんだな
フランスの情報機関がアメリカをフランスの主敵と名指し! |
The French intelligence community names the USA as France's main enemy! |
今週発表された「敵は誰か」と題する報告書の中で、米国と英国は、米国の利益のためにフランスの利益を損なうことを目的とした「戦争マシン」を設置したと記述している。 その例として、アルストム、ナバルグループ、フランス映画に対する攻撃が挙げられている。 また、中国やロシアについても言及しているが、アメリカの脅威に比べれば二次的な問題であるとしている。 さらに、報告書と一緒に発表されたビデオも刺激的である。フランスがエネルギー危機に陥っている一方で、シュワブとマクロン(米国の「Young Leaders」のピンバッチを付けている)は「すべて順調だ」と語っているのである。 |
In a report entitled "Who is the enemy?" published this week, the US / UK are described as having set up a "war machine" aimed at undermining the French interests for the benefit of the United States. Examples are given as the attacks against Alstom, Naval Group or against french cinema. The file also mentions China/Russia but as a secondary problem compared to the US threat. Moreover, the video published with the report is also evocative: France appears plunged in the energy crisis while Schwab and Macron (with a US "Young Leaders" pin) say "everything is fine". |
この100ページに及ぶ報告書を発表したのは、情報機関に近く、フランスの大企業で働く防諜担当の幹部を養成することで知られる「経済戦争学校」という大学である。 フランスのエリートの中には、アメリカは多極化の最大の敵であり、したがってフランスの最大の敵であると見なしている人々がまだいるのである。 |
This 100-page report was published by a university called the Economic Warfare School, which is known for being close to the intelligence community, and for training counter-intelligence executives working in large French companies. There are still people among the French elite who are seeing that the US is the greatest enemy of multipolarity and thus of France |
※参照: [CONVERSATION] Christian Harbulot, guerre économique : qui est l’ennemi ? Le 10 octobre 2022 par Hubert Le Gall et Luc de Petiville
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問題は、戦争機械がいかに戦争を現実化するかということよりも、国家装置がいかに戦争を所有(盗用)するかということである [La question est donc moins celle de la réalisation de la guerre que de l'appropriation de la machine de guerre. C'est en même temps que l'appareil d'Etat s’approprie la machine de guerre]〔・・・〕 |
国家戦争を総力戦にする要因は資本主義と密接に関係している「les facteurs qui font de la guerre d'Etat une guerre totale sont étroitement liés au capitalisme ]。 現在の状況は絶望的である。世界的規模の戦争機械がまるでS Fのようにますます強力に構成されている[Sans doute la situation actuelle est-elle désespérante. On a vu la machine de guerre mondiale se constituer de plus en plus fort, comme dans un récit de science-fiction ;](ドゥルーズ &ガタリ『千のプラトー』「遊牧論あるいは戦争機械』1980年) |
独エリートも頑張らないとな、ナチスに追われ米国で教鞭をとっていたフランクフルト学派の代表ホルクハイマーが、1939年にこう言ったのだから。 |
資本主義について批判的に語りたくない者はファシズムについても沈黙すべきである[Wer aber vom Kapitalismus nicht reden will, sollte auch vom Faschismus schweigen.](マックス・ホルクハイマー Max Horkheimer「ユダヤ人とヨーロッパ Die Juden und Europa.」1939年) |
不感症の方々のためにカストロも引用しとくさ、ーー《ヨーロッパで起きる次の戦争はロシア対ファシズムだ。ただし、ファシズムは民主主義と名乗るだろう。La próxima guerra en Europa será entre Rusia y el fascismo, pero al fascismo se le llamará democracia》(フィデル・カストロ Fidel Castro、Max Lesnikとの対話にて、1990年)
日本のエリート? そんなもんハナからケほども期待してないよ
知識人の弱さ、あるいは卑劣さは致命的であった。日本人に真の知識人は存在しないと思わせる。知識人は、考える自由と、思想の完全性を守るために、強く、かつ勇敢でなければならない。(渡辺一夫『敗戦日記』1945 年 3 月 15 日) |
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