田中康夫Lottaの執事Servant Leader@loveyassy
畏姉・遠藤誉さん最新稿
ゼレンスキー・マンセー「従米一本足打法」の「国際政治学者≒酷災逝痔学捨」が逆立ちしても書けない洞察力に富む玉稿
イランサウジアラビアの関係修復を仲介した中国その先には台湾平和統一と石油人民元https://grici.or.jp/4132
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20230312-00340909…
ま、それはともかく、1941年生まれだから今年82歳の中国研究者遠藤誉さんの記事ーー私も何度か引用してきたが、とくに彼女が2022年3月10日に示した「ウクライナ年表」が宇露紛争への捉え方の私のベースになっているーーこれらの記事に限らず、遠藤さんの書くものはとっても素晴らしいよ。最新の3月15日の記事「スタートした習近平「紅い王国」が狙う強軍と台湾平和統一」も(中国の政治家に無知の身としては)とても勉強になる。
美容術に励んでないような政治家ばっかりだな・・・ |
黃入谷のいふことに、士大夫三日書を讀まなければ理義胸中にまじはらず、面貌にくむべく、ことばに味が無いとある。いつの世からのならはしか知らないが、中華の君子はよく面貌のことを氣にする。〔・・・〕 本を讀むことは美容術の祕藥であり、これは塗ぐすりではなく、ときには山水をもつて、ときには酒をもつて内服するものとされた。〔・・・〕 隨筆の骨法は博く書をさがしてその抄をつくることにあつた。美容術の祕訣、けだしここにきはまる。三日も本を讀まなければ、なるほど士大夫失格だろう。人相もまた變らざることをえない。町人はすなはち小人なのだから、もとより目鼻ととのはず、おかげで本なんぞは眼中に無く、詩の隨筆のとむだなものには洟もひつかけずに、せつせと掻きあつめた品物はおのが身の體驗にかぎつた。いかに小人でも、裏店の體驗相應に小ぶりの人生觀をもつてはいけないといふ法も無い。それでも、小人こぞつて、血相かへて、私小説を書き出すに至らなかつたのは、さすがに島國とはちがつた大國の貫祿と見受ける。……(石川淳「面貌について」『夷齋筆談』所収) |