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2023年3月29日水曜日

米ポチからの逃げ道


今頃知ったが、鳩山由紀夫の日米合同委員会についての発言は西部邁ゼミでのものなのだな、このところタロウが取り上げて岸田に詰め寄ってるけど。



➡︎Nicovideo:重要法案の大半が日米合同委員会で決まる by鳩山由紀夫




こんな図もあるね。





で、米国側の主張に逆らったら、安倍のように殺されたり、オリバーストーン=スノーデン曰くのマルウェア作動ってわけなんだろうか。

〈スノーデン自身から僕が聞いたのは、米国が日本中を監視したいと申し出たが、日本の諜報機関が“それは違法であるし、倫理的にもいかがなものか”ということで拒否した。しかし、米国は構わず監視した。そして、同盟国でなくなった途端にインフラをすべて落とすようにインフラにマルウェア(不正プログラム)が仕込んである、というふうなことです〉(オリバー・ストーン、2017年1月18日記者会見)


これを「仮に」受け入れるなら、日本は米ポチやるしか仕方がないんだよな。逃げ道は地震祈願しかないんじゃないか、自然地震でも財政地震でもどっちでもいいから。どうせ起こるんだから早いとこ起こるよう祈ったほうがいいよ。





※追記


今見たら山岡鉄秀氏がこう言ってるね、


オリバー・ストーン監督の映画「スノーデン」の中で、米国によって、送電網やダム、病院などの社会インフラに不正プログラムが仕込まれ、もし日本が同盟国でなくなったら不正プログラムが起動し、日本は壊滅するとスノーデンが証言するシーンがあります。


私は、アメリカはそういうことをする国だと思います。いや、そういうことを考えて実行する人達が存在する国だということです。このような最悪の事態も想定しなければなりません。(山岡鉄秀「賛否両論 岸田しゃもじ外交‐日本人が知っておくべき事実」2023/03/27



ノルドストリームをやった米ネオコンは何でもやりかねないんだよ。



安全保障感の脅威を煽る連中は腐るほどいるからな、とくにツイッター装置には。羊脳揃いの日本人は簡単にコロってくるよ。アメリカはそれも計算済みさ、連中は日本人を操るのに、われわれの想像以上にメタ心理学を使っている。ベネディクト・アンダーソンの『菊と刀』以来の伝統さ。


実際、人間が端的に求めるものは「平和」よりも「安全保障感 security feeling」である。人間は老病死を恐れ、孤立を恐れ、治安を求め、社会保障を求め、社会の内外よりの干渉と攻撃とを恐れる。人間はしばしば脅威に過敏である。しかし、安全への脅威はその気になって捜せば必ず見つかる。完全なセキュリティというものはそもそも存在しないからである。  


「安全保障感」希求は平和維持の方を選ぶと思われるであろうか。そうとは限らない。まさに「安全の脅威」こそ戦争準備を強力に訴えるスローガンである。まことに「安全の脅威」ほど平和を掘り崩すキャンペーンに使われやすいものはない。自国が生存するための「生存圏」 「生命線」を国境外に設定するのは帝国主義国の常套手段であった。明治中期の日本もすでにこれを設定していた。そして、この生命線なるものを脅かすものに対する非難、それに対抗する軍備の増強となる。1939年のポーランドがナチス・ドイツの脅威になっていたなど信じる者があるとも思えない。しかし、市民は「お前は単純だ」といわれて沈黙してしまう。ドイツの 「権益」をおかそうとするポーランドの報復感情が強調される。  


しばしば「やられる前にやれ」という単純な論理が訴える力を持ち、先制攻撃を促す。虫刺されの箇所が大きく感じられて全身の注意を集めるように、局所的な不本意状態が国家のありうべからざる重大事態であるかのように思えてくる。指導層もジャーナリズムも、その感覚を煽る。  


日中戦争の遠因は、中国人の「日貨排斥運動」を条約違反として執拗に責めたことに始まる。当時の日本軍官民の態度は過剰反応としか言いようがない。実際、同時に英貨排斥運動も起こっているが、英国が穏やかにしているうちに、日本だけが標的になった。 (中井久夫「戦争と平和についての観察」初出2005年『樹をみつめて』所収)