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2023年12月4日月曜日

連中など存在しないかのごとく振舞うべき(蓮實重彦)



ああ、「日本フロイトラカン派三馬鹿トリオを批判することの「はしたなさ」」にて、「来るべき精神分析のために 」(2009/05/29 岩波書店、十川幸司/原 和之/立木康介)を、《きみ、これってのはもう14年前の鼎談だよ、いまさら取り上げて馬鹿にするのは「はしたない」気分に襲われちまうな。文化の側に立って文化的とも呼びがたい連中を批判すること自体、その疑似文化をとりあえず既成の文化と見立ててしまうことになるから。本来なら連中など存在しないかのごとく振舞うべきなんだがな》と書いたのは蓮實のパクリだよ、


蓮實)……これは論争によって決着をつけるべき相手ではない。つまり、文化の側に立って文化的とも呼びがたい状況を批判するというのは、その疑似文化をとりあえず既成の文化と見たててしまうことになるからです。むしろ、新京都学派など存在しないかのごとくに振舞うべきだと思う。(柄谷行人-蓮實重彦対談『闘争のエチカ』1988年)p27


この「新京都学派」に三馬鹿トリオを代入しただけだよ、シツレイした。


私はフロイトラカンについては、煩雑さを厭わず、殆ど必ず引用して論拠を示しているんだがーーこの現在に至るまであまりにも嘘出鱈目の日本フロイトラカン派業界に呆れ果てーー、ほかの人の場合は、「盗み」をする場合があるんだな。


いずれにせよ、こういうことさ、

若者全般へのメッセージですが、世間で言われていることの大半は嘘だと思った方が良い。それが嘘だと自分は示し得るという自信を持ってほしい。たとえ今は評価されなくとも、世界には自分を分かってくれる人が絶対にいると信じて、世界に働き掛けていくことが重要だと思います。(蓮實重彦インタビュー、東大新聞2017年1月1日号)


キミはまだ若い魂持ってんだろ? このくらいの心意気がないとな。わたしはもう「はしたない」と感じてしまう年齢だけど。