BACHARKADEN |
J.S. Bach: Weinen, Klagen, Sorgen, Zagen, Cantata BWV 12: II |
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このBACHARKADEN-Calmus EnsembleのBWV12「泣き、歎き、憂い、怯え(Weinen Klagen Sorgen Zagen)」は軽くてとっても気に入った。私の偏愛の曲のひとつなのだが、最近は正規版は重くてあまり聴く気がしないーー憂鬱になるーー。この曲は、ロ短調ミサの「クルシフィクス( Crucifixus)」に転用されているのだが、もともとはヴィヴァルディRV 675 の愛の歌« Piango, gemo, sospiro e peno»のパクリであって、BACHARKADENの演奏はこの起源に戻った印象もいくらか受ける。
バッハの合唱曲をBACHARKADEN-Calmus Ensembleのようにもっとやってくれないかね、少し前、マタイの「憐れんでください(Erbarme dich)」(高橋悠治編曲)を「風ぐるま」(波多野睦美・高橋悠治・栃尾克樹)がやっているのを聴いて気に入ったのだけれど。