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2024年12月12日木曜日

ガザの人々への愛ゆえに


 「絶句体験に近い出来事」ーースコット・リッターのシリアをめぐるツイートーーの続き


スコット・リッター@RealScottRitter 9:30 PM· 2024年12 月11日


アサドがあなたたちの大義を裏切ったと大声で騒いでいるパレスチナ人とその支持者たちは、アサドのシリアこそが抵抗の枢軸をまとめる要であり、あなたたちの大義にとって唯一重要な支持基盤であったことを理解すべきだ。だからアサドの没落はあなたたちの没落であり、パレスチナ国家にとって最大の脅威はパレスチナ人自身であるという現実を改めて強調しているのだ。


Scott Ritter@RealScottRitter 9:30 PM · Dec 11, 2024


For all the Palestinians and their supporters who are crowing about how Assad betrayed your cause, understand that Assad’s Syria was the linchpin that held the Axis of Resistance—the only support of consequence your cause had—together. Assad’s downfall is, therefore, your downfall, once again underscoring the reality that the greatest threat to a Palestinian state are the Palestinians themselves.


スコット・リッター@RealScottRitter 11:55 PM - 2024年12月11日


3年後に話そう。


ガザが過疎化した時。


ヨルダン川西岸からパレスチナ人がいなくなった時。


大イスラエルが、今日支持を表明している「パレスチナの友人」たちによって再認識される時。


イランが地政学によって、パレスチナを含まない方向に押しやられた時。


繰り返す:


パレスチナ人は自分たちの最大の敵なのだ。


Scott Ritter@RealScottRitter 11:55 PM · Dec 11, 2024


Talk to me in three years.


When Gaza has been depopulated.


The West Bank cleared of Palestinians.


When Greater Israel is re-embraced by those “friends of Palestine” who proclaim their support today.


When Iran has been pushed by geopolitics in a direction that does not include Palestine.


I’ll repeat myself:


Palestinians are their own worst enemy.


スコット・リッター@RealScottRitter 12:33 AM - 2024年12月12日


私の怒りはガザの人々に対してではない。


民族離散に対してだ。


もし私が彼らに意地悪だとしたら、それはガザの人々への愛ゆえだ。


Scott Ritter@RealScottRitter 12:33 AM · Dec 12, 2024


My anger isn’t with the people of Gaza.


But the diaspora.


And if I’m mean toward them, it’s only because of my love for the people of Gaza





このくらいアツくならないとな、人間は。もし「最後の人間」ではないなら。




スコット・リッター@RealScottRitter 1:00 AM - 2024年12月12日


言葉。


それしかない。


ガザの通りでそう叫んでこい。


それでどこまでやれるか見てこい。


10月7日以前、シンワルはイスラエルがパレスチナ国家の希望を閉ざそうとしていることを知っていた。


サウジアラビアとの関係を正常化すれば、その取引は成立するだろう。


だから彼は10月7日に行動を開始した。


計算を変えるための必死の努力だった。


重要なのは、ガザの人々がイスラエルの人々よりも長生きできるかどうかだった。


Scott Ritter@RealScottRitter 1:00 AM · Dec 12, 2024


Words.


That’s all you’ve got.


Go shout that on the streets of Gaza.


See how far that gets you.


Prior to October 7, Sinwar knew Israel was closing in on shutting down any hope for a Palestinian State.


Normalized relations with Saudi Arabia would have sealed that deal.


So he launched October 7.


A desperate effort to change the calculus.


The key was the ability for the people of Gaza to outlast the people of Israel.


イスラエルを疲弊させるために、シンワルはイラン主導の抵抗枢軸を必要とし、イスラエルを壊滅させることを目的としたイスラエルとの微妙なバランスの消耗戦を遂行した。


それはほぼ成功した。

鍵は常にヒズボラだった。


ヒズボラがイスラエルを巻き込み、本格的な紛争に発展させることなく、コストのかかる消耗戦を展開できたからこそ、シンワル作戦はほぼ成功したのだ。

ハッサン・ナスララの指導力が重要だった。

結局、イスラエルの手によるナスララの死は、均衡を保つための作戦が失敗する前兆となった。


イスラエルとヒズボラ双方が再編成できるよう、停戦合意がなされた。

これはイスラエルにとって戦略的勝利ではなかった。


戦闘再開の可能性は、イスラエルの頭上にぶら下がるダモクレスの剣だった。

しかしこの可能性は、ヒズボラがイランと物理的につながっている場合にのみ存在する。


この結びつきの要となるのがシリアだった。

バッシャール・アル=アサドのシリアである。

To wear down Israel, Sinwar needed the Iranian-led Axis of Resistance to carry out a delicately balanced war of attrition with Israel designed to break Israel.


It almost succeeded.


The key was always Hezbollah.


The ability of Hezbollah to engage Israel in a costly war of attrition which never crossed the line into a full scale conflict was what made the Sinwar gambit almost succeed.


Hassan Nasrallah’s leadership was critical.


In the end, Nasrallah’s death at the hands of Israel served as a precursor for the balancing act to fail.


A ceasefire agreement was agreed to so that both Israel and Hezbollah could regroup.


This was not a strategic victory for Israel—far from it.


The potential of renewed fighting was a sword of Damocles hanging over Israel’s head.


But this potential only existed if Hezbollah remained physically connected with Iran.


Syria was the linchpin for this connectivity.


Bashar al-Assad’s Syria.


アサドのシリアを失ったことは、抵抗枢軸に大きな、おそらく致命的な打撃を与えた。


イランがイスラエルを実質的に脅かすことができるかどうかは、ヒズボラがイスラエルの頭を狙う装填された拳銃として機能するかどうかにかかっていた。


しかし、この拳銃は、イランとレバノンの物理的なつながりに依存していた。


つまり、アサドのシリアに依存していたのだ。


それは今や永遠に失われた。


シンワールの策略は失敗した。


そしてパレスチナの大義は、その過程で致命的な傷を負った。


The loss of Assad’s Syria dealt a huge, perhaps fatal, blow to the Axis of Resistance.


Iran’s ability to meaningfully threaten Israel hinged on Hezbollah acting as a loaded pistol aimed at Israel’s head.


But this pistol depended on the physical connectivity between Iran and Lebanon.


Which means it depended of Assad’s Syria.


Which is now forever lost.


Sinwar’s gambit has failed.


And the Palestine cause has been mortally wounded in the process.




どうだい、末人のキミたちにはきっとついていけないスコット・リッターだろうよ。


私は君達に言う、踊る星を生むことが出来るためには、人は自分のうちに混沌を持っていなければならない。私は君達に言う、君達は自分のうちにまだ混沌を持っている。


災いなるかな! 人間がいかなる星も生まなくなる時代が来る。


災いなるかな! 自分自身を軽蔑できない、最も軽蔑すべき人間の時代が来る[ Es kommt die Weit des verächtlichsten Menschen, der sich selber nicht mehr verachten kann.]

見よ! 私は君達に「末人=最後の人間」を示そう[Seht! Ich zeige euch den letzten Menschen.]


『愛って何? 創造って何? 憧憬って何? 星って何?』―こう末人は問い、まばたきをする。


そのとき大地は小さくなっている。その上を末人が飛び跳ねる。末人は全てのものを小さくする。この種族はノミのように根絶できない。末人は一番長く生きる。

『われわれは幸福を発明した』―こう末人たちは言い、まばたきをする。


彼らは生き難い土地を去った、温かさが必要だから。彼らはまだ隣人を愛しており、隣人に身体を擦りつける、温かさが必要だから。


病気になることと不信をもつことは、かれらにとっては罪である。かれらは歩き方にも気をくばる。石につまずく者、もしくは人につまずく者は愚者とされる。


ときおり少しの毒、それは快い夢を見させる。そして最後は多量の毒、快い死のために。

かれらもやはり働く。というのは働くことは慰みになるからだ。しかしその慰みが身をそこねることがないように気をつける。


かれらはもう貧しくなることも、富むこともない。両者ともに煩わしすぎるのだ。もうだれも統治しようとしない。服従しようとしない。両者ともに煩わしすぎるのだ。

飼い主のいない、ひとつの畜群! [Kein Hirt und Eine Heerde! ] 誰もが同じものを欲し、誰もが同じだ。考え方が違う者は、自ら望んで気ちがい病院に向かう。


「むかしは、世界をあげて狂っていた」ーーそう洗練された人士は言って、まばたきする。


かれらはみな怜悧であり、世界に起こったいっさいのことについて知識をもっている。だからかれらはたえず嘲笑の種を見つける[so hat man kein Ende zu spotten]。かれらも争いはする。しかしすぐに和解するーーそうしなければ胃をそこなうからだ。

かれらはいささかの昼の快楽、いささかの夜の快楽をもちあわせている。しかし健康をなによりも重んずる。


「われわれは幸福を発明した」ーーそう末人たちは言う。そしてまばたきする。ーー

(ニーチェ『ツァラトゥストラ』「序」第5節)




…………


※附記


なおスコットは12月8日のGeorge Gallowayの番組でこう言っている。


シリアの人々は今、街で歓声を上げている。

だが、私はあなたたちを軽蔑する。


なぜなら、あなたたちは何のために歓声をあげているのかわかっていないからだ。

何もわかっていない。


確かに、バッシャール・アル=アサドは腐敗していたかもしれないし、いくつか問題もあったかもしれない。私も同意する。


だが、国家の死を祝うことはできない。

それがまさに起きたことだ。

あなたたちの国は死んだのだ。

バッシャール・アル=アサドが去ったからではない。

あなたたちの国は死んだのだ。


西側はあなたたちの味方ではない。

あなたたちには味方がいない。

誰もあなたたちを好まない。

誰もあなたたちと一緒にいたがらない。

誰もあなたたちを支援しない。

あなたたちはすべての人々から見捨てられ、死と絶望、破壊がさらに広がるだろう。


ジハード主義者たちが支配している。


西洋風の服を着ていた女性たち、

もうその服を着るのはやめなさい。


教会で礼拝していたキリスト教徒たち、

あなたたちはもう終わりだ。


あなたたちは首をはねられるだろう。


シリアの一部はジハード主義国家になるだろうし、ジハード主義国家になりたくない地域は反ジハード主義の反乱になるだろう。


そして今、あなたたちは内戦、内乱、死、破壊を迎えることになる。

それがあなたたちが得たものだ。


バッシャール・アル=アサドは完璧ではなかったかもしれないし、彼は去るべきだったかもしれない。

だが、今あなたたちが歓声を上げているのは間違ったことを応援しているのだ。


なぜなら、あなたたちの国はもうないからだ。


終わったのだ。


リビアのように、イラクのように、機能しない国家へと成り果てた。