ぺぺ・エスコバル(Pepe Escobar)とベン・ノートン(Ben Norton)が、イランの「ペトロダラー petrodollarからペトロ元 petroyuan への戦略を強調してるね。
ベン・ノートン曰く、《米国によるイランへの帝国主義的戦争は、もともとイスラエルを巡るものではなく、むしろ米国帝国がペトロダラー体制とドルの覇権を守ろうとする試みであった[the imperialist US war on Iran was not primarily about Israel, but rather an attempt by the US empire to save the petrodollar system and dollar hegemony.]》
少し前、《ペトロダラーシステムの打破による脱ドル化▶︎基軸通貨ドルの崩壊▶︎ハイパーインフレ》という投稿をしたところだが、私は政治に関して「自分の見解」を言うのを好まないのだが珍しくこう記してしまったな、「イランのグランドプランのひとつである「ペトロダラーシステムの打破」は、事実上BRICS、あるいは上海協力機構(SCO)の基本的戦略であり、つまりイランの背後には中国とロシアがいる」と。
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ところで、ベン・ノートンは昨年の7月、マイケル・ハドソンに次のように問うている。 |
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では、このペトロダラー体制について、そしてなぜイランがこの体制にとってこれほど大きな脅威と見なされているのかについてお話しいただけますか?つまり、それは米ドルの世界的な支配力そのものに対する直接的な挑戦を意味するのでしょうか? |
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So can you talk about this petrodollar system, and why Iran is seen as such a major challenge to this system? And really what that means is a direct challenge to the global dominance of the US dollar itself. |
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(マイケル・ハドソン「戦争の裏にある戦争」 The War Beneath the War By Michael Hudson, July 1, 2025) |
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このノートン=ハドソンの記事は以前に一部だけ掲げたことがあるがとても面白いよ、米国のイラン侵略の背後に何があり得るかに思いを馳せるために。日本の経済音痴の国際政治学者が宗教戦争の相を強調しているのを垣間見たが、戦争にはそれに加えて主に覇権戦争、経済戦争がある。 すべてが経済戦争だというつもりは毛頭ないが、少し前にも示唆したように、三つの環のパララックスが肝腎だよ(柄谷行人が多大な影響を受けている『想像の共同体』のベネディクト・アンダーソンによればナショナリズムは宗教であり、宗教戦争は、より広く「ナショナリズム戦争」としてもよい。とすれば、たちまち柄谷のボロメオの環「資本=ネーション=国家」になる。柄谷の国家の定義はヘーゲル起源でありーー《国家はつねに他の国家に対して主権国家として存在する》[参照]ーー、覇権に関わる)。
※先の経済的相が強調されているマイケル・ハドソンの「戦争の裏にある戦争」はマイケル・ハドソン研究会の邦訳があるので、もし興味があるなら是非とも読まれたし。 ………… ※附記 なおペトロ人民元についての一般的見解。 |






