ははあ、ついに「ロシア連邦保安局内部告発文書」という信憑性が疑われていた予測に近似した事態が、元大統領補佐官の口からも出るようになったのだな。
これは、追い込まれたプーチン(Cornered-Putin)が核を使う可能性が高まったということでもあるが、内部告発文書には、次のようにもあった。
私はプーチンが核の赤ボタンを押して世界を終わらせるとは信じていない。 まず、それを決められるのは1人ではない。誰かが反対するだろう。このプロセスには多数の人間が関与している。「赤」ボタンを1個押すだけ、というものではない。 |
2つ目、そもそも[核兵器が]正常動作するかも疑念がある。 経験的に知られているとおり、制御構造に透明性があるほど、問題点は見つけやすい。誰が何をどうコントロールしているか混沌としているにも関わらず、虚勢を張った報告ばかりが飛び交う状況にこそ、問題が潜んでいるのが常である。 「赤ボタン」システムが言われているとおりに稼働するかは確信が持てない。それに、プルトニウム燃料は10年毎の交換が必要だ。 |
さてこれはどうなんだろうか。あくまで当面、ロシアがひどく苦戦しているという仮定を受け入れて記すが、もし核が使い難いということなら、可能性はまず生物兵器なんじゃないか。プーチンがこのまま何もやらないでロシアの負けいくさで終わる可能性なんて私には想像できないね、あくまで「今の私には」だが。
ソノウチ進退谷マッテ
窮ソ猫ヲハム勢イデトビダシテユキ
…………
ーー堀田善衛『広場の孤独』
旧ソノ孤独ハ大量殺人兵器ニ勢イズク
生物兵器の一番厄介で醜悪なのは
ウイルスを浴びたウクライナ人の
難民拒絶が各国で間違いなく起こることだ