2017年4月21日金曜日

ヒステリーの言説と倒錯の言説とのあいだの誤認

資本の言説には四つの言説の上部構造が(当然のことながら)含まれている。



①の矢印はヒステリーの言説
②の矢印は主人の言説
③の矢印は大学人の言説
④の矢印は分析家の言説であるが、
資本の言説における a→$ は、倒錯の言説である。

※参照:
四つの不可能な仕事と四つの言説+倒錯の言説(資本の言説)
倒錯者の言説(マゾヒストの言説)

四つの言説のそれぞれは以下の通り。



この資本の言説、つまり資本の論理の時代の社会的つながりのあり方を見きわめるとき、ついうっかりと倒錯者の言説であるはずのものを、たとえばヒステリーの言説①と見誤ってしまう。それは主人の言説②、大学人の言説③と見誤ってしまうのと同様である。だがそのベースとなるのは倒錯者の言説④である。



資本の言説の時代における社会的つながりの原動因に相当するものはここにしかない。




蚊居肢散人は、自称、四つの言説+倒錯の言説の至高の理論家デアルガ、この至高の理論家もついウッカリして、さる人物の倒錯の言説をヒステリーの言説とミアヤマッテシマッタ。忸怩たる思いである。いま自戒のためにこうやって記しておく。

なおヒステリーの言説の主な特徴は次のものである。

1、主体$は不正を蒙っている。
2、主人S1は無能である。
3、シニフィアンは常に真理の説明に失敗する。
4、満足は常に偽の満足である。

これはもちろん倒錯の言説にも表れるわけであり(三番目以外は)、この表面的な特徴にまどわされると、誤認が生まれる。