この偽旗作戦を事実として受け入れるなら、「ネタニヤフの夢」で記したように石油が止まるよ、前回示した財政破綻と併せて二重苦だな。
ま、当面、false flag で検索してみることだな。こんなのもあるよ。
"the most obvious"かどうかは知らないがね。このところネタニヤフの顔付きが変わってるのは確かだよ。(……あんまり書くとこの前みたいに削除されるからな、このブログはgoogle blogs だし)
ここでは「ネタニヤフの夢」で引用したマイケル・ハドソンではなく別の記事を掲げておこう。《アメリカは攻撃を受けている、ただ自国を守っているだけだ、と国民や有権者に告げれば、ナチスも知っていたように、ゲッベルスが言ったように、防衛のためだと言えば、国民を味方につけることができる》とある記事を。
◼️マイケル・ハドソン「米国の共犯:イスラエル、援助、そして議員の循環フロー」2024年8月1日 US Complicit: Israel, Aid and the Congressman’s Circular Flow By Michael Hudson, August 1, 2024 |
マイケル・ハドソン:さて、あなたはイスラエルと言ったが、実際は米国内のイスラエルだ。 ネタニヤフ首相が議会を訪れ、民主党幹部やトランプ大統領とワシントンで会談した直後に、このようなこと(暗殺)が起こったのです。 これはネオコンの政策だと思います。 彼らは手を取り合ってきた。 私はこの人たちを50年以上知っている。 私は、ネタニヤフ首相の顧問であるウジ・アラッドとハドソン研究所で何年も一緒に働いた。 一緒に世界中を回り、議論した。 私は彼らの思想やイデオロギーを知っている。 それはアパルトヘイトだけでなく、イスラエルがパレスチナ人を殺さなければ、イスラエル人が自分たちにしていることへの報復としてパレスチナ人がイスラエル人を殺すという感覚だ。 一度パレスチナ人を傷つけると、アメリカがイランに対して考えていることと同じようなことを考えるようになる。 私たちがイランにしてきたことを見れば、彼らは私たちを憎んでいるに違いない。 したがってイランは私たちをどうにかしようとしている。 だから私たちはイランを攻撃しようとする。 |
だから、ワシントンのネオコンは戦争は避けられないと信じているのだと思う。アメリカが近東を支配するために戦っているのは、近東が石油を支配しているからです。そしてアメリカの外交政策は、アメリカの農場からの食糧供給と石油貿易の支配に基づいている。なぜなら、石油貿易を支配できれば、人々の電気、暖房、電力を止めることができるからです。そして労働者のための電力使用は生産性の根源です。 |
そして軍の考え方は、繰り返しますが、私は何年も彼らと仕事をしてきましたが、タイミングです。つまり、来年よりも今の方が有利な立場にいるかどうかです。そして、アメリカ軍はロシアと中国、そして他のユーラシア諸国が協力しつつあることに気づいていると思います。アメリカの軍事力は低下しています。そして軍にとって、それは、今戦争をせずに来年まで待てば、勝てる可能性がどんどん低くなることを意味します。 |
そう、現実には、核戦争が起きてチェス盤がひっくり返されない限り、彼らはどこに行っても負けるでしょう。そして、彼らの考えでは、アメリカはウクライナからイスラエル、イランに至るまで、あらゆる手段を講じて報復を煽っている。さらにアメリカは攻撃を受けている、ただ自国を守っているだけだ、と国民や有権者に告げれば、ナチスも知っていたように、ゲッベルスが言ったように、防衛のためだと言えば、国民を味方につけることができる、ということだと思います。 |
Well, the reality is they’re going to lose wherever they go, unless there’s atomic war and the chessboard is thrown over. And I think their feeling is the Americans are doing everything they can, from Ukraine to Israel to Iran, to try to stir up a retaliation so that they can then say, ah, we’re under attack, we’re purely defending ourselves, and once you tell your population and your voters this is a war for defense, as the Nazis know, you can always get a—as Goebbels said, you can always get a population on your side if you say it’s for defense. |
だから私は非常に心配している。ネオコンが、近東で戦争をするのに今ほど良い、あるいは少なくとも悪くない時期はないと言うのではないかと。それが引き金になるのではないか。そして、軍でさえ、そこでの軍事的展開をあらゆる方法でシミュレーションした結果、アメリカは負けると言っている。彼らは今なら、将来ほどひどい負け方をすることはない。そして、彼らが持っている全体的な考え方、つまり近東を支配しなければならない、さもなければ世界の他の地域は新自由主義化されないだろうという考え方を考えると、これは非常に危険です。 |
いま注意すべき最大のことは餓死しないようにすることだよ、家庭菜園、いやふつうの人は土地など準備する余裕は到底ないだろうから、コミューン菜園とかに走るべきじゃないか、おどかすつもりはないがね。そうは言っても瀬戸際のところに来ている気配が濃厚だよ。➤「不憫な若者たちの恨み」
二重苦、いや前回の一重苦に限定しても、これが起こらない可能性は1割かよくても2割ぐらいしかないんじゃないか。
コミューン菜園というのは、柄谷曰くの《「実際、日本でも、コロナの拡大と並行して、Aの運動が、自然発生的に拡大しているように思う」。たとえば、これまで、人が都市に出て行ったため荒廃した農村部に、逆に都市から人が入ってきて農業をするという現象が各地に見られる。「その場合、それは、従来の村落共同体に戻ることにはなりません。もとからいる人が、外から入ってきた人と一緒に、新しい農業をやるような体制ができつつある。そこから新しい共同体が生まれるのではないかという予感がします」》というヤツでもいいさ。
で、《終わりに最も近づいている瞬間にこそ、終わりから最も遠く離れていると信じ込んでしまう》ことだけには陥らないようにな。といってもこれが人間の特性だから、ほとんどの人はこれをやり続けるのだろうが。
数多くのカタストロフィーが示している特性とは、次のようなものです。すなわち、私たちはカタストロフィーの勃発が避けられないと分かっているのですが、それが起こる日付や時刻は分からないのです。私たちに残されている時間はまったくの未知数です。このことの典型的な事例はもちろん、私たちのうちの誰にとっても、自分自身の死です。けれども、人類の未来を左右する甚大なカタストロフィーもまた、それと同じ時間的構造を備えているのです。私たちには、そうした甚大なカタストロフィーが起ころうとしていることが分かっていますが、それがいつなのかは分かりません。おそらくはそのために、私たちはそうしたカタストロフィーを意識の外へと追いやってしまうのです。もし自分の死ぬ日付を知っているなら、私はごく単純に、生きていけなくなってしまうでしょう。 |
これらのケースで時間が取っている逆説的な形態は、次のように描き出すことができます。すなわち、カタストロフィーの勃発は驚くべき事態ですが、それが驚くべき事態である、という事実そのものは驚くべき事態ではありませんし、そうではないはずなのです。自分が否応なく終わりに向けて進んでいっていることをひとは知っていますが、終わりというものが来ていない以上、終わりはまだ近くない、という希望を持つことはいつでも可能です。終わりが私たちを出し抜けに捕らえるその瞬間までは。 私がこれから取りかかる興味深い事例は、ひとが前へと進んでいけばいくほど、終わりが来るまでに残されている時間が増えていく、と考えることを正当化する客観的な理由がますます手に入っていくような事例です。まるで、ひとが終わりに向かって近づいていく以上のスピードで、終わりのほうが遠ざかっていくかのようです。 |
自分ではそれと知らずに、終わりに最も近づいている瞬間にこそ、終わりから最も遠く離れていると信じ込んでしまう、完全に客観的な理由をひとは手にしているのです。驚きは全面的なものとなりますが、私が今言ったことはみな、誰もがあらかじめ知っていることなのですから、驚いたということに驚くことはないはずです。時間はこの場合、正反対の二つの方向へと向かっています。一方で、前に進めば進むほど終わりに近づいていくことは分かっています。しかし、終わりが私たちにとって未知のものである以上、その終わりを不動のものとして捉えることは本当に可能でしょうか? 私が考える事例では、ひとが前へと進んでも一向に終わりが見えてこないとき、良い星が私たちのために終わりを遠く離れたところに選んでくれたのだ、と考える客観的な理由がますます手に入るのです。(ジャン=ピエール・デュピュイ「極端な出来事を前にしての合理的選択」PDF) |