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2022年8月13日土曜日

はしたない連中の追悼の合唱隊

 

きみは徹底的にニブイんだろうよ、はしたない連中の追悼の合唱隊への参加を拒絶するのが故人に対する最低限の礼儀だろ、まず口を閉ざすことだ、あれら破廉恥で醜悪な集団に加わらないようにと。もちろん、いくばくかの引用までをも拒絶するつもりはないが。


イタカに向けて船出するなら

祈れ、長い旅でありますように、

冒険がうんとありますように、 

新しいことにたくさん出会いますように、と。


(中略)


祈れ、旅が長くなりますように、

初めての港に着く喜びの夏の朝に 

何度も何度も恵まれますように、と。


カヴァフィス「イタカ」中井久夫訳



あるいは大江健三郎が加藤周一の死去に際して言ったように、《私は…尊敬する学者、文学者が亡くなられると、つねにというのではありませんがイジケる心を奮い立たせて、それらの人の全著作を読むということをしてきました。》。


わかるか、人は愛人が死んだときにベラベラまくしたてるか、それと同じだ。




ふたたび私はそのかおりのなかにいた。かすかに腐敗臭のまじる甘く重たく崩れた香りーー、それと気づけばにわかにきつい匂いである。


それは、ニセアカシアの花のふさのたわわに垂れる木立からきていた。雨あがりの、まだ足早に走る黒雲を背に、樹はふんだんに匂いをふりこぼしていた。


金銀花の蔓が幹ごとにまつわり、ほとんど樹皮をおおいつくし、その硬質の葉は樹のいつわりの毛羽となっていた。かすかに雨後の湿り気がたちのぼる。


二週間後には、このあたりは、この多年生蔓草の花の、すれちがう少女の残す腋臭のほのかさに通じる、さわやかな酸味をまじえたかおりがたちこめて、ひとは、おのれをつつむこの香の出どころはどこかととまどうはずだ。小さい十字の銀花も、それがすがれちぢれてできた金花の濃い黄色も、ちょっと見には眼にとまらないだろう。


この木立は、桜樹が枝をさしかわしてほのかな木下闇をただよわせている並木道の入口にあった。桜たちがいっせいにひらいて下をとおるひとを花酔いに酔わせていたのはわずか一月まえであったはずだ。しかし、今、それは遠い昔であったかのように、桜は変貌して、道におおいかぶさっているのはただ目に見える葉むらばかりでなく、ひしひしとひとを包む透明な気配がじかに私を打った。この無形の力にやぶれてか、道にはほとんど草をみず、桜んぼうの茎の、楊枝を思わせるのがはらはらと散らばっていた。(中井久夫「世界における索引と徴候」1990年)



三馬鹿東大国際政治学者

 そうかぁ、まだ言ってんだな、小泉悠とか鈴木一人とか。


こういったツイートをリツイートして拡散している池内恵とか。



三馬鹿東大国際政治学者だとしか言いようがないね。


◼️キエフ政権がやってきたウクライナ人によるウクライナ人の「ジェノサイド」の事実を伏せてもっともらしいことを語り続ける馬鹿。➡︎羊脳国際政治学者によるメディア支配の「衝撃」


私たちは、ウクライナの人々や200万人の難民に思いやりを示す。それはそれで結構なことだ。しかし、同じ数のドンバスのウクライナ人が自分たちの政府によって虐殺され、8年間ロシアに避難した難民に対して、私たちがわずかでも同情していれば、おそらくこんなことは起こらなかっただろう。


ドンバスの人々が受けた虐待に「ジェノサイド」という言葉が当てはまるかどうかは、未解決の問題である。この言葉は通常、より大規模なケース(ホロコーストなど)にのみ用いられるが、ジェノサイド条約における定義は、おそらく十分に広い範囲で適用可能である。法律家の方にも受け入れていただけると思う。

Nous témoignons de la compassion pour le peuple ukrainien et les deux millions de réfugiés. C’est bien. Mais si nous avions eu un minimum de compassion pour le même nombre de réfugiés des populations ukrainiennes du Donbass massacrées par leur propre gouvernement et qui se sont accumulés en Russie durant huit ans, rien de cela ne serait probablement passé.


Que le terme de « génocide » s’applique aux exactions subies par les populations du Donbass est une question ouverte. On réserve généralement ce terme à des cas de plus grande ampleur (Holocauste, etc.), néanmoins, la définition qu’en donne la Convention sur le génocide, est probablement suffisamment large pour s’y appliquer. Les juristes apprécieront.   ジャック・ボー「ウクライナの軍事情勢」LA SITUATION MILITAIRE EN UKRAINE (JACQUES BAUD,  le 16 mars 2022)




◼️ブチャ虐殺がロシアの仕業だまだ信じ込んでいる馬鹿。

➡︎あなた方はまだブチャ虐殺はロシアの仕業だと信じ込んでいるのですか?



ああいった国際政治学者が「悪いことは全部ロシアの責任」と思い込んだことによって、ウクライナ国民の被害が甚大に広がってしまった。なぜまだそれに気づかない?


あの厚顔無恥な連中が日本の「群衆心理」に最も貢献したのだ。この形成にはメディアと学者の肩書きが大いに役立つ。とくに東大のセンセという肩書きならなおさらだ。


連中の仕草を眺めてまだウンウン頷いている日本の羊脳ムラ社会。これが日本という国だと諦める他ないのかね?







2022年8月12日金曜日

ペロシ・ゼレンスキー・代理戦争(スコット・リッター、2022/08/02)

 


前USA海兵隊情報将校・国連兵器査察官スコット・リッターのアップデート/台湾戦争勃発の瞬間が近づいている~アル・ザワヒリ暗殺のタイミング~ゼレンスキーは自国民によって処刑される

Scott Ritter - Biden, terrorism & foreign policy/Judge Napolitano - Judging Freedomから全訳(2022/08/02

The Sun Snores Press@taiyonoibiki 2022/08/11

①ジャッジ:2022年8月2日火曜、東海岸時午後8時5分です。

今日はたくさん話すことがあります。まずナンシー・ペロシの訪台、それからカブールでのアル・ザワヒリ暗殺、そしてウクライナの最新情報などです。まず、ミセス・ペロシから始めましょうか。訪台で彼女が得るものは何なのでしょうか?


②ジャッジ:習近平主席と中国指導部にとってどういう意味があるのでしょうか?


スコット:まず、最初にはっきりさせておかなければならないことがあります。それは、ナンシー・ペロシの訪台を支持しているのはナンシー・ペロシ本人だけだということです。国務省は支持していません。


③スコット:国防総省は「行くな」と警告していました。大統領も行かないように彼女を説得しようとしました。単に彼女が自分自身のエゴを満足させたいがための訪台です。そしてそれは米中関係を致命的に傷つけました。非常に近い将来に、中国は台湾に武力侵攻すると私は考えています。


④スコット:私の予想が外れてくれることを願います。しかし今、私たちは、中国が台湾周辺360°で空前絶後の規模の軍事演習を展開しているのを見ています。40ブリゲードを動員したスーパー大規模演習です。40ブリゲードですよ。


⑤ジャッジ:それは全部合わせて何人くらいの兵員ですか?


スコット:1ブリゲード5千人として、40ブリゲードでは20万人になります。


ジャッジ:中国は20万人の兵を動員して、台湾侵攻の軍事演習をしているというのですか?


⑥スコット:中国は防衛ステータスをレベル2に引き上げました。その上はもう全面戦争のレベル1です。私は中国が「ホラを吹いている」とは思いません。


⑦スコット:たくさんの人々が「中国はホラを吹いている。中国は実際に戦争なんかしないよ」と言いますが、彼らは中国がナンシー・ペロシの乗った飛行機を撃墜して、アメリカに直接宣戦布告するのを見たいのでしょうか?いいえ、中国の仕方はそのようなものではありません。


⑧スコット:中国はいったんペロシをアメリカに帰国させるでしょう。そしてその後、機を見て台湾に侵攻するでしょう。その時、キャスティングボードがアメリカから中国に移り、アメリカは実際の武力介入をするかしないかの選択を強制されることになります。


⑨スコット:思い出してください。中国は前例のない厳しい警告をジェイク・サリバン、アントニー・ブリンケン、ロイド・オースティン、そしてジョー・バイデンに繰り返してきました。「このまま警告を無視し続ければ、必ず極めて深刻な結果を招くだろう」という警告です。


⑩スコット:「無視し続けると必ず極めて深刻な結果を招くだろう」というプーチンの警告を無視し続けた結果、ウクライナへの特別軍事作戦が実行されました。全く警告通りになったわけですが、私は中国も同様に「ホラを吹かない」と信じます。


⑪スコット:中国は何があってもここで引き下がるわけにはいかないからです。国の存亡をかけて、台湾独立の動きを止めなけらばならないからです。しかし、ナンシー・ペロシはその警告を無視して、米中関係に最後のトドメを刺したのです。


⑫ジャッジ:質問❶ナンシーの訪台は中国の軍事作戦計画作成を加速しましたか?

質問❷アメリカに中国の台湾侵攻を止める軍事的実力はありますか?


⑬スコット:アメリカはすでに台湾にコンタラクターやアドバイザー、または低レベルのトレイナーらを台湾に派遣していますが、まだ中国の台湾侵攻を阻止できるほどの本格的な軍隊を上陸させていません。それから、ナンシーの訪台が中国の計画作成を加速したわけではありません。


⑭スコット:なぜなら中国はすでに何年も前に作戦計画を完成しているからです。しかも、それはプランAからプランB、C、D、E、F~を備えた柔軟性と総合性を持つ計画です。ナンシーの訪台は、むしろその計画実行のスイッチを押してしまったということになります。


⑮スコット:中国の台湾侵攻計画は実行に向かって動き出したのです。


ジャッジ:4ヶ月ほど前のことですが、ジョー・バイデンも、これは彼の言葉からそのままの引用ですが、「たとえ軍事力を行使しても台湾を防衛する」と言いました。


⑯ジャッジ:これを言ったバイデンはあなたが今言ったことに気がついているのでしょうか?


スコット:彼はブリーフィング(概要説明)を受けているはずです。


⑰スコット:彼がそれをどう受け止めているか、私にはわかりませんが、とりあえずペンタゴンから中国の軍事的実力についてのブリーフィングを受けているはずです。毎年、ペンタゴンは「戦争ゲーム」を通して、台湾をめぐる米中戦争のシミレーションをやっています。


⑱スコット:結果は毎年同じで、それはアメリカが負けるという結果です。あらゆる条件でシミュレーションしても出てくる結果はいつも同じです。つまりアメリカは負けるのです。私たちには軍事体制(force structure)がありません。私たちには兵力構成 (force composition)がありません。


⑲スコット:私たちには軍の方針(force posture)がありません。つまり、はっきり言ってアメリカは軍事的に中国の台湾侵攻を阻止できないのです。手段があるとすれば、唯一それは核兵器ですが、お陰様でまだ誰もその種類のナンセンスについて話し始めていません。


⑳ジャッジ:一つの仮定として、もしアメリカが十分な軍事力を台湾に上陸させることができるとしたら、防衛は可能でしょうか?もちろん、そうしたいと思うアメリカ人はほとんどいないでしょうが。


㉑スコット:現在、台湾にあるアメリカ軍兵備はほとんどゼロに等しいので、アメリカは1から上陸を開始する必要があります。非常に重量のある大型の兵器も必要ですが、それらを空輸することはできませんから、全て船で運ばなければなりません。


㉒スコット:海兵隊のバーガー将軍がワシントンでそのことを質問された時、彼は「海兵隊は国家安全をもはや保証できません。なぜなら海兵隊は船上移動が前提ですが、それらの船は台湾もしくは中国本土に着く前に撃沈されてしまうからです」と答えました。


㉓スコット:「中国から戦争行為もしくは戦争準備行為をみなされ、中国は台湾に向かうすべてのアメリカを海に沈めるでしょう」と言いました。そして、私たち(軍関係者)はみんなそのことを知っているのです。だから、私は思わず苦笑いせずにはいられませんでした。


㉔スコット:任務を帯びた航空母艦の提督でその事を知らないものはいないからです。中国に近づけば近づくほど生きて帰れる可能性は少なくなるということをみんな知っています。


㉕ジャッジ:直接対決という意味では台湾はウクライナよりもずっと深刻ですね。ウクライナについてインテリジェンス・コミュニティは事実を甘い嘘で包んで大統領に伝えていたかもしれませんが、台湾に関してそれは許されませんね。それでもまだ耳障りの良い情報しか伝えていないのでしょうか?


㉖スコット:私にはわかりません。情報には❶中国の軍事力についての客観的情報と❷中国の政治的意図についての情報の二種類がありますが、ワシントンには「メンツ」という中国語の定義に偏見を持つ専門家があまりにもたくさん居すぎるのです。


㉗スコット:そして中国の指導部から送られる実際のメッセージに彼らは注意を向けようとしません。その結果、「中国人はホラを吹いている」と思ってしまうのです。「中国人が本当にアメリカと戦争なんかするものか」と思ってしまうのです。しかし、それは間違っています。


㉘スコット:中国の「我慢」の季節は終わりました。中国は有言実行のモードに入りました。私はそのことについてまだ大統領は知らされていないと思います。


ジャッジ:どうしてナンシー・ペロシは訪台にそこまで固執したのでしょうか?



㉙ジャッジ:軍事・歴史・情報についての彼女の分析は全く事実からズレているように思うのですが、彼女を動かしている動機は何なのでしょうか?彼女は今、80歳です。彼女は長期の見通しを持ってそれをやっているのでしょうか?


㉚スコット:彼女の訪台の動機は彼女の目先の虚栄であって、そこに長期的な見通しはありません。彼女の訪台は国務省からも国防総省からもホワイトハウスからも支持されていません。ナンシー・ペロシは政策決定者ではないし、政策作成者ではないし、計画実行者でもありません。


㉛スコット:ナンシーは、この11月にハウス・オブ・スピーカーの任期が切れたら民主党から自分が再び選ばれる可能性はないことを知っています。そこで、最後を華々しく飾る自分の伝説を作りたかった。


㉜スコット:「中国共産党独裁から台湾独立・自由・平和を守るために自身の身の危険も顧みず、勇敢にも台湾へ飛んだアメリカ政治史上最も偉大なハウス・オブ・スピーカー」という伝説を作っておきたかったのです。


㉝スコット:しかし、彼女は「カタストロフィックな米中戦争を導いた史上最悪の虚栄の女」として歴史に記されることでしょう。


ジャッジ:先週土曜日に、アメリカが殺害したアル・ザワヒリal-Zawahiri

はアメリカの安全保障にとってどれくらい脅威だったのでしょうか?


㉞スコット:まず、初めに言わせてください。もしアメリカに対してテロ行為を企てる者がいたら、私は誰であれそいつを生かしておきません。ですから、アル・ザワヒリの死に私は涙を流しません。彼の死の一報を聞いて私は嬉しかったです。テロリストがついに正義の報いを受けたと思いました。


㉟スコット:21年もかかったのは遅すぎました。アル・ザワヒリは71歳でもう現役を退いていました。インテリジェンス・コミュニティーの中に「アル・ザワヒリはテロ行為の実行犯だ」という人々がいますが、彼は実際のテロ行為に関与していません。彼の専門はプロパガンダでした。


㊱スコット:私は彼が死んだことを歓迎しますが、彼の死がゲーム・チェンジャーになったかと言うと全くなっていないと思います。彼が殺された場所がカブールであったことを忘れてはいけません。そこは現在、タリバンが支配している所です。


㊲スコット:私たちは20年もアフガニスタンで彼らと戦った末に、去年の夏、極めて恥ずかしい敗北を喫しました。ですから、アル・ザワヒリを殺害しても私たちが敗北したという事実は動きません。アルカイダが今も存在しているという事実も動きません。


㊳スコット:権力を握っているのはタリバンだという事実も動きません。


ジャッジ:私たちは、アル・ザワヒリを生きたまま捕らえることはできなかったのでしょうか?殺すよりも彼を法廷に引き出した方がずっと良いはずです。答えてもらう前に、あなたは私が何を考えているか知っているでしょう。


㊴ジャッジ:アル・ザワヒリが法廷に立って陪審員を前に9/11事件の背後に誰がいたのかを証言するのを最も嫌ったのはアメリカ政府でしょう。しかし、彼の首にかけた25億ドルの懸賞金で軍隊であれCIAであれ、彼を生きたまま逮捕して法廷に立たせることはできなかったのでしょうか?


㊵スコット:アル・ザワヒリはカブールにいたので生きたまま捕らえるのはそれほど簡単ではなかったでしょう。しかし、オサマ・ビン・ラディンを生きたまま捕らえ、法廷に立たせることは100%確実にできたはずでした。


㊶スコット:あの時、ビン・ラディンは武器を持っていなかったので彼を取り囲んだSEALSは彼を簡単に生捕りにできたのです。しかし、SEALSが受けた命令はオサマ・ビン・ラディンの殺害でした。つまり、既に生捕りしていた彼をSEALSは命令によって口封じに殺害したのです。


㊷スコット:私はオサマ・ビン・ラディンの死に涙は流しません。しかし、SEALSは建物の三階にいた丸腰のビン・ラディンを、反撃する恐れが全くない彼を殺しました。


ジャッジ:アル・ザワヒリは老人でした。しかも武器を持っていませんでした。建物の三階のバルコニーで朝6時の祈りの最中でした。


㊸ジャッジ:SEALSが彼を生捕りにすることはそれほど難しくなかったのではないですか?


スコット:私はSEALSの特別任務の詳細にここで立ち入るつもりはありません。しかし、一つ言えることはSEALSは非常にクリエイティブな集団だということです。アメリカの特別作戦のチームは世界一です。


㊹スコット:彼らにアル・ザワヒリを生捕りにする事が出来たのか出来なかったのか私にはわかりません。ここで9/11の真実を云々することは私たちの仕事ではありません。私たちに仕事は、アル・ザワヒリ殺害が政治的にアメリカ政府にどう有利に働くかあるいは働かないか査定することです。


㊺スコット:それに私は殺害という言葉が適切だとは思いません。彼はテロリストですから処刑という言葉が適切だと思います。ただ、彼の周囲にいた一般市民を誰一人傷つけずに作戦を実行できた事は大変良かったと思います。


㊻ジャッジ:あなたは昨夜の大統領のスピーチを聞きましたか?10分から12分くらいの長さのスピーチでした。あれを聞いていると、バラク・オバマというよりジョージ・ブッシュという感じでしたね。


スコット:あれは純粋にテレビのためのショーでした。


㊼スコット:アル・ザワヒリ暗殺の話題はしばらく続いて、それから誰も言わなくなるでしょう。アル・ザワヒリ暗殺計画はもう何ヶ月も前に完成していて、いつでも実行可能な状態でしたが、実際に決定されたのは7月1日です。タイミングの決定は戦略的なものではなく、政治的なものです。


㊽スコット:つまり、そのタイミングは、人々の注意をペロシ訪台から逸らすためです。


ジャッジ:あなたの意見に賛成します。ナンシーは意図的に上空で旋回しながら着陸を遅らせていましたね。


㊾ジャッジ:中国の戦闘機がたくさん集まってきて緊張感が絶頂になり、メディアが取り上げざるを得なくなるまで遅らせていました。


スコット:その通りです。それでもメディアの主流はアル・ザワヒリでした。


㊿スコット:しかし、それもすぐに終わって、習近平が有言実行したあと私たちは専ら台湾の話に持ちきりにならざるを得なくなるでしょう。


51. ジャッジ:ウクライナの最新情報について話しましょう。メディアは盛んに「プーチンがルーブル導入やロシア語やその他のことで占領地域をロシア化しようとしている」と報道しています。


52. スコット:まず、私たちが最初に理解しておかなければならない事は、ロシアは、その占領地域の住民に対して行政サービスの責任があるということです。


53. スコット:過去八年間、それらの地域は政府からのガス・電気・水などの供給を絶たれ、年金も支払われず、市民生活は破綻していましたから、ロシアにはそれを正常に復旧する責任があるのです。ですから、ロシアは市民生活のためにやるべき当然の行政上のサービスをやっているだけなのです。


54. スコット:だから驚いてはいけません。もともとロシア語を話す住民がロシア語を禁止されていたので、再びロシア語を話す権利を取り戻したというだけの話です。

しかし、ウクライナの週末の最大のニュースはそれではありません。今、ウクライナはクライマックスに近づきつつあります。


55. スコット:ウクライナ軍の崩壊が明るみになりつつあります。ウクライナのジャーナリストすら、ウクライナ軍が消滅していると言及するようになりました。


56. スコット:しかし、最大にスクープはウクライナ情報局の次長が、「全てのハイ・マー・ミサイルの発射はアメリカの指示に従ったものである。アメリカが標的を選択し、…


ジャッジ:それは本当ですか?


スコット:完璧に本当です。アメリカが全てをデザインしています。


57. スコット:それは戦略的であることと方法論においてもです。アメリカの偵察衛星がハイ・マーの付近にロシアの偵察ドローンや飛行機がいないことを確認してから初めてハイ・マーのカモフラージュが取られていますから。そして攻撃ターゲットもアメリカが選択しています。


58. ジャッジ:それをやっているアメリカ人はどこでそれをやっているのでしょうか?ラングレー・バージニアですか?ポーランドですか?ドイツですか?それともうくらいの戦場ですか?


スコット:コネクションから言って、ポーランドだと思います。ドイツでも一部行われているかもしれません。


59. スコット:アメリカ人とウクライナ人が隣どうしに座ってやっているのです。しかし重要なことは、ロシア軍が言っているように、ハイ・マーが攻撃したロシアの戦争捕虜収容施設にはアゾフ隊を含む73人のネオナチ・メンバーが収容されていました。口封じのために殺したのです。


60. スコット:彼らが法廷でゼレンスキーの政府やアメリカのさまざまな悪行を証言するのを恐れたのです。これは戦争犯罪です。ミンスク合意違反です。アメリカ合衆国はここでも戦争犯罪を犯したのです。つまり、捕虜収容所を攻撃して、そこに収容されている捕虜たちの口封じをしたのです。


61. スコット:これは大事件です。アメリカ合衆国はロシアに対して正式に戦争をしている、そして戦争犯罪を犯したということですから。バイデン政権はここで一歩下がって、そこから派生する深刻な事態を冷静に見直す必要があると思います。


62. ジャッジ:それはウラディミール・プーチンが言っていることでもありますね。


63. スコット:そうです。プーチンは「アメリカはロシアと戦争をしている。それは否定し難く明らかだ。アメリカが選択した標的は捕虜収容施設だけでなくロシアの指揮系統、ロシアに将軍や大佐や兵士を標的にしている」と言っています。それをロシア人が面白いと思うはずがありません。


64. ジャッジ:まとめると、ロシア軍は既にウクライナ軍を壊滅させた。今、使われている武器はアメリカが供給したものであり、アメリカが作戦を作成しアメリカがそれを実行している。標的は❶裏切り者のウクライナ兵❷ロシア軍兵士である。そしてロシアはその全てを知っているということですね。


65. ジャッジ:この戦争の結末は一体どうなるのでしょうか?ゼレンスキーは自分から引退するようには見えません。アメリカ軍を動員するのでしょうか?


スコット:幸いなことにほとんどのアメリカの将軍たちは、アメリカ軍の動員は気違い染みていると理解しているようです。


66. スコット:しかも、台湾有事でそちらにもエネルギーを向けなければならなくなるので尚更です。もう、ゼレンスキーは終わりです。ゼレンスキーはウクライナを脱出して、マイアミにある、ウクライナ国民から盗んだ35億ドルの豪華邸宅に逃げ込むか、あるいは殺されるかです。


67. スコット:彼が死ぬ時は、非常に高い確率でウクライナの国民の手で殺されると思います。ウクライナ人はゼレンスキーをもう信用していません。ゼレンスキーは何十万というウクライナ人の死の文字通り直接の責任者だからです。ウクライナ軍もゼレンスキーへの忠誠を完全に失いました。


68. スコット:もう、ヨーロッパは彼に武器もお金も送りません。スペインは「もう十分すぎるほどの戦車を送った。もう、ウクライナに送る戦車は一両もない」と言いました。他のヨーロッパ諸国も「もう、十分以上に送った。もう終わりだ」と言っています。


69. スコット:そしてゼレンスキー自身に利用価値がなくなりました。もう、彼を権力の地位につけておく意味がなくなったのです。クーデターが起きると思います。


70. スコット:彼の頭に「9mmの解決」が撃ち込まれ、ウクライナ人はゼレンスキーの首をロシアに持って行って、「このナンセンスに終止符を打ちたいのです」と嘆願する。それが結末です。


71. ジャッジ:スコット・リッター、あなたが言うことは、知識と正直さで圧倒的です。時々、圧倒的すぎると思う時もありますが。我が友よ、ありがとうございました。


(了)


オリジナル動画:https://youtube.com/watch?v=4-j4fhICWMs&list=UUDkEYb-TXJVWLvOokshtlsw&index=17…


2022年8月11日木曜日

来るべき「国際政治学部の廃止」

 やあ、俺の住んでる国だけが特別じゃないんだよなあ、これがふつうなんだろうよ、



「日本だけがウクライナの正義を未だに信じている」ってのは極論だとしても、米国の属国以外はもはや毛ほども信じてないのさ。で、米ネオコン属国ぶり、情報鎖国ぶりが一番ヒドイ日本が最後まで残って、これからも台湾とともにウクライナ化されるんだろうよ。なあ、おい!

どうするんだろうなあ、あれら国際政治学者やら軍事研究者たちは。もはや罵倒するどころか、最近は憐れみの心持ちでいっぱいさ。例えば数年後には大学から国際政治学部なくなるんじゃないかね? 学生はもはや集まらないよ、少なくともあんな教師のもとには。









ラカンの「現実界の享楽」はすべてフロイトの「固着の反復」のこと

 以前にも一度掲げたことがあるが、女性の享楽について現代主流ラカン派がどう捉えているかは Alexandre Stevensの直近の論を読めば簡単にわかるよ。重要なのはセミネールⅩⅩ「アンコール」の性別化の式における女性の享楽とは異なる真の後期ラカンの「享楽自体としての」女性の享楽があること。


◼️Alexandre Stevens

Le corps marqué par la langue

2020/11

THE REAL OF THE BODY AS AN EFFECT OF LANGUAGE

Fixation et Répétition — argument

2021/06

Fixation and Repetition - argument


Alexandre Stevens is a psychoanalyst with practices in Brussels and Paris. He is a member of the École de la Cause Freudienne (ECF), the New Lacanian School (NLS) and the World Association of Pyscho-analyis (WAP), and he is currently the President of the NLS (2020-2022).




このニューラカニアンスクールのボス、アレクサンドル・スティーブンスの二つの論文ーー仏語版と英語版の両方を貼り付けたがーー主にジャック=アラン・ミレールの最後のセミネール"L'Être et l'Un" pdf の核心箇所の「厳密な」要約であり、各々僅か9ページと6ページの論で要点を掴むには実に手頃である。


"Le corps marqué par la langue"(2020)にはこうある。


このセミネールで、ミレールは女性の享楽を享楽自体に拡張し、フロイトが「固着」と呼んだものに結びつけた。[Dans ce cours, Miller étend cette jouissance féminine à la jouissance en tant que telle, liée à ce que Freud appelle la "fixation". ](Alexandre Stevens, Le corps marqué par la langue, 2020/11)



"Fixation et Répétition ― argument"(2021)には次のようにある。


サントームは固着の反復である。サントームは反復プラス固着である[le sinthome c'est la répétition d'une fixation, c'est même la répétition + la fixation]. (Alexandre Stevens, Fixation et Répétition ― NLS argument, 2021/06)


サントームは享楽自体であり、享楽は固着である。


サントームという享楽自体 la jouissance propre du sinthome (J.-A. Miller, Choses de finesse en psychanalyse, 17 décembre 2008)

享楽は真に固着にある。人は常にその固着に回帰する[La jouissance, c'est vraiment à la fixation …on y revient toujours. (J.-A. Miller, Choses de finesse en psychanalyse, 20/5/2009)


つまり女性の享楽はサントームの享楽であり、固着の反復のことである。


もし確認したいようなら、ジャック=アラン・ミレールの発言や彼がラカンの発言のどこからそれを導き出しのかに関して「ファルス享楽/大他者の享楽(女性の享楽)について」を見よ。



ラカンの現実界あるいは現実界の享楽は、女性の享楽に限らず、すべてフロイトの固着の反復(固着点への回帰)のこと。そう捉えて間違いない。ラカンは廻り道をしたが、結局、フロイトの臨床的核心「固着」に戻ったのである。



現実界は「常に同じ場処に回帰するもの」として現れる[le réel est apparu comme « ce qui revient toujours à la même place »]  (Lacan, S16, 05  Mars  1969 )

フロイトが固着点と呼んだもの、この固着点の意味は、「享楽の一者がある」ということであり、常に同じ場処に回帰する。この理由で固着点に現実界の資格を与える。ce qu'il appelle un point de fixation. …Ce que veut dire point de fixation, c'est qu'il y a un Un de jouissance qui revient toujours à la même place, et c'est à ce titre que nous le qualifions de réel. (J.-A. MILLER, L'Être et l'Un, 30/03/2011)

享楽の一者の純粋な反復をラカンはサントームと呼んだ[la pure réitération de l'Un de jouissance que Lacan appelle sinthome,] (J.-A. Miller, L'ÊTRE ET L'UN - 30/03/2011)


人はみな各人固有の固着点に回帰している。つまり人はみな、男も女も、女性の享楽を持っている。原点にある固着は、母への固着であり、母はトラウマ、超自我であるゆえに、トラウマへの固着、超自我への固着である(参照)。

フロイトは1910年の段階で《女への固着(おおむね母への固着)[Fixierung an das Weib (meist an die Mutter)]》(フロイト『性理論三篇』1905年、1910年注)と言っているが、この女とは乳幼児の身体の世話役としての女であり、基本は母。女性の享楽とはこの女への固着の享楽(反復強迫)のこと。


もっともフロイトは貴族などの幼児は最初の世話役が男でありうることを示しており、男への固着もありうるが。


男性によっての男児の養育(例えば古代における奴隷による教育)は、同性愛を助長するようにみえる[scheint die Homosexualität zu begünstigen]。今日の貴族のあいだの性対象倒錯の頻出は、おそらく男性の召使いの使用の影響として理解しうる。母親が子供の世話をすることが少ないという事実とともに。(フロイト『性理論三篇』1905年)



何はともあれ幼児の身体の上への刻印が固着(リビドーの固着=愛の固着=欲動の固着=享楽の固着)であり、これはほとんど常に母なる女による。


初期幼児期の愛の固着[frühinfantiler Liebesfixierungen.](フロイト『十七世紀のある悪魔神経症』1923年)

フロイトは、幼児期の享楽の固着の反復を発見したのである[Freud l'a découvert…une répétition de la fixation infantile de jouissance]. (J.-A. MILLER, LES US DU LAPS -22/03/2000)


※フロイトの愛はラカンの愛とは異なることに注意。ラカンの愛とはナルシシズムだが、フロイトのリーベは対象愛(欲望)、自己愛(ナルシシズム)、欲動(享楽)をすべて含む。

………………


ジャック=アラン・ミレールはフロイトに固着がラカンの現実界の核心なのは、既に1990年代の半ばにわかっていた。


現実界は書かれることを止めない[le Réel ne cesse pas de s'écrire] (Lacan, S 25, 10 Janvier 1978)

症状は現実界について書かれることを止めない[le symptôme… ne cesse pas de s’écrire du réel ](Lacan, La Troisième, 1er Novembre 1974)


フロイトにとって症状は反復強迫[compulsion de répétition]に結びついたこの「止めないもの [qui ne cesse pas]」である。『制止、症状、不安』の第10章にて、フロイトは指摘している、症状は固着を意味し、この固着の契機は無意識のエスの反復強迫に見出されると[le symptôme implique une fixation et que le facteur de cette fixation est à trouver dans la compulsion de répétition du ça inconscient. ]。フロイトはこの論文で、症状を記述するとき、欲動要求の絶え間なさを常に示している。欲動は、行使されることを止めないもの[ne cesse pas de s'exercer]である。(J.-A. MILLER, L'Autre qui  n'existe pas  et ses comités d'éthique - 26/2/97)


ーー《フロイトの『制止、症状、不安』は、後期ラカンの教えの鍵[la clef du dernier enseignement de Lacan]である。》(J.-A. MILLER, Le Partenaire Symptôme - 19/11/97)



鶴翼の問いかけーー国際政治学者や軍事評論家たちに向けて

 おっそろしい集団思考の根深い病理」で鶴翼氏の一連のツイートを掲げたが、本日のものも実に素晴らしい。


◼️鶴翼 thread

 kakuyokusyugi @kakuyokusyugi 2022/8/11

国際政治や軍事の専門家は3月頃、ロシアの精密誘導兵器を使った学校や病院への攻撃に対して、「プーチンは狂った。市民を「巻き添え」にしてるのではなく「ターゲット」にしている」と非難 していた


ウクライナ軍がそこに拠点を作ってるからという反論を、ロシアのプロパガンダ工作とバカにしながら


Hitoshi Omae 大前仁

@HitoshiOmae

 · Aug 10

続き)批判を呼んだアムネスティの報告書


国連で戦争犯罪の調査官を務めるガーラスコ氏は「とりわけ市街戦では、ウクライナ軍は自分たちの守備する地域に部隊を配置できる」として、アムネスティの戦争法規に関する解釈は「誤っている」と指摘している。


@kakuyokusyugi


しかし、アムネスティの報告書によってそれは間違いだったと分かったわけだ。


親露派でロシアのプロパガンダ工作を広めている連中と彼らが罵っていた人たちは、ただ真実を語っていただけで、それを批判していた専門家たちの認識が間違っていたと。


で、いま国際政治の専門家たちは、「市街戦でウクライナ軍が自分達の守備する地域に部隊を配置するのは国際法違反ではない」 と言っている。


”部隊配置だけみると”確かにそうだが、彼らは「ウクライナ軍が市民を逃がさないように閉じ込めていた」という事実にまだ目を向けていない。


専門家たちが100:0で全部ロシアの責任にして非難するもんだから、それを逆手にとったウクライナのやり方はどんどんエスカレートしていった。


ロシアの軍事侵攻が始まったらウクライナは戒厳令を出した。

街には部隊が配備され、街と街を繋ぐ幹線道路には検問が設置された。


ウクライナ軍が配備された前線地域の住人は車で街から逃げようとしたが、検問所は住人を通さなかった。


そんな中での民間人の犠牲がでたが、専門家はロシアの責任として非難した。


ロシアは住人に逃げるように勧告したし、人道回廊を作っていた。ウクライナ政府にも住人を逃がすように協議していた。

ウクライナは住人を逃がすことをずっと拒否していた。住人の逃げるすべを封じていた。


街に閉じ込められた住人はシェルターに閉じこもったが、水や食糧を取りに行ったり周辺の状況を確認するためにシェルターから出た住人はウクライナ軍に撃たれるようになった。


撃たれて殺された住人を専門家たちはロシアの仕業として非難した。


戦線か後退し、ウクライナ軍が市中から撤退することになったが、そのときにウクライナ軍は市中を破壊した。


破壊された街をみて専門家たちはロシアの仕業として非難した。


最終的に生き残った人間たちは、ウクライナ軍のやったことをネットにアップした。

・検問があって街から脱出できなかったこと。

・シェルターから出られなかったこと。出た人間が殺されたこと。

・撤退のときに街を破壊されたこと。


専門家たちはそれをロシアのプロパガンダとして一蹴していた。


専門家たちの間違いはこれに限ったことではない

・ロシア軍は弱い

・プーチン政権転覆は時間の問題

・ミサイルの在庫のそこが尽きる。

・戦費が持たない。

・経済制裁で破綻する。


など色々ある。


しかし、そんな間違いはどうでもいい。

それよりも、専門家たちが「悪いことは全部ロシアの責任」と思い込んだことによって、ウクライナ国民の被害が余計に広がったことの方がよっぽど重要だ。


ウクライナは「戦争の悲劇」を創作して、ロシアを非難する広告に使っていた。

劇には、住人の無残な死という脚本と、遺体という小道具が必要だった。

「悲劇」がウクライナに創作されたものと疑わなかった客がいたから、上演は繰り返された。


専門家は、自分達がバカな客だったことをまだ認めていない



ウクライナ応援団の国際政治学者や軍事評論家たちはこの鶴翼ツイートの問いにどう答えるだろう。いや彼らはただひたすら逃げるばかりで、彼に見ても見ないふりをするだけだろう。





米国務長官ブリンケンなる「核テロリスト」


◼️スコット・リッター Scott Ritter 10 Aug, 2022 13:24  (いつもの如く一部修正の機械翻訳)

ウクライナとその西側支援者は、欧州最大の原子力発電所への「自殺的」攻撃の責任を負うべきだ


アメリカの国務長官は、ロシアを「核のテロリスト」のように見せかけることを望んでいた。だが代わりに、彼は自分自身を巻き込んでしまった

Ukraine and its Western backers should be held accountable for the ‘suicidal’ attack on Europe’s largest nuclear powerplant


The US secretary of state hoped to make Russia look like a ‘nuclear terrorist’. Instead, he implicated himself

国連事務総長のアントニオ・グテレスが、地球の裏側で第二次世界大戦中の広島への原爆攻撃の生存者に演説しているときでさえ、ウクライナの軍隊は、ザポリージャ原子力発電所に砲撃ロケットを発射して、ヨーロッパに現代の核ホロコーストを解き放とうと躍起になっているようである。


今週の攻撃は、安全装置を破損し、大陸最大の施設に電力を供給することを中断させ、グテーレスによって「自殺行為」であると特徴付けられた。


キエフはこの攻撃についてすぐにロシアを非難し、モスクワが "核テロ "を行っていると非難し、国際社会に対して、"領土を完全に非軍事化する "ために "国際平和維持軍の代表団 "を派遣するよう要求している。

Even as UN Secretary-General António Guterres addressed survivors of the World War Two US atomic bomb attack on Hiroshima, halfway around the world, the armed forces of Ukraine seemed hellbent on unleashing a modern-day nuclear holocaust on Europe by firing artillery rockets at the Zaporozhye power plant. 

This week's assault, which damaged safety equipment and disrupted power to the facility, the continent's largest, was characterized by Guterres as “suicidal.”

Kiev was quick to blame Russia for the attacks, accusing Moscow of conducting “nuclear terrorism,” and calling for the international community to send in a delegation of “international peacekeepers” to “completely demilitarize the territory.”


ザポリージャの核施設は、3月にロシア軍が占領して以来、ロシアの物理的支配下にある。それ以来、ロシアの原子力専門家の監督の下で、ウクライナの技術者たちがこの施設を運営している。この施設には6基の原子炉があり、軍事作戦が始まる前はウクライナの電力の約5分の1を発電していた。このうち3基はロシア軍支配後に運転を停止し、1基も8月5日の砲撃で停止を余儀なくされた。残る2基も安全対策として出力を半分に減らさざるを得なかった。

The Zaporozhye nuclear facility has been under the physical control of Russia since its forces occupied the site back in March. Since then, the plant has been operated by Ukrainian technicians working under the supervision of Russian atomic energy experts. The facility contains six nuclear reactors which, before the start of the military operation, generated approximately one-fifth of Ukraine’s electricity. Three of these reactors ceased operation after the Russians took control the site, and another one was forced to shut down after the facility was shelled on August 5. The two remaining reactors were likewise compelled to reduce their output to half as a safety precaution.


国際原子力機関(IAEA)のウクライナ大使、Yevhenii Tsymbaliuk氏は、ロシア軍が原発を砲撃してウクライナ南部の停電を引き起こそうとしていると表明した。ウクライナ国営原子力機関「エネルゴアトム」は、ロシア軍がザポリージャ原発の至る所に爆薬を仕掛け、ウクライナの反撃で原発が陥落した場合に爆発させると非難している。また、ウクライナ軍は、ロシアが原子炉付近の建物に弾薬を含む軍事機器を設置していると非難している。

Ukraine’s ambassador to the International Atomic Energy Agency (IAEA), Yevhenii Tsymbaliuk, declared that Russian forces were attempting to cause electricity blackouts in southern Ukraine by shelling the plant. The Ukrainian state nuclear agency, Energoatom, has accused the Russian military of placing explosives throughout the Zaporozhye nuclear plant, which would be detonated in the event of a Ukrainian counterattack which threatened to capture the facility. The Ukrainian military has also accused Russia of placing military equipment, including ammunition, in buildings located near the nuclear reactors.


ウクライナのシナリオの唯一の問題は、簡単に言えば、まったく真実ではないことだ。8月5日のザポリージャ核施設に対する攻撃は、その衝撃特性から明らかにウクライナの支配地域から発射された砲撃ロケットによって行われた。さらに、核施設の周辺に設置されたロシアの防空レーダーと対砲弾レーダーが、飛んできたロケットの弾道を検知し、攻撃の出所を示す揺るぎない証拠を提供したはずである。米国とNATOの情報収集プラットフォームも、ウクライナの上空とその周辺で活動していたはずである。そして、このような証拠を公開することによって達成されるプロパガンダの勝利を考えると、キューバ・ミサイル危機の際のU-2画像の公開や、ソ連の戦闘機パイロットがKAL007便を撃墜した音声テープの公開を再現するようなシナリオを、アメリカが大いに利用することは間違いないのだが。

The only problem with the Ukrainian narrative is that, simply put, none of it is true. The August 5 attack on the Zaporozhye nuclear facility was carried out by artillery rockets whose impact characteristics point clearly to having originated from Ukrainian controlled territory. Moreover, Russian air defense and counter-battery radars situated in the vicinity of the plant would have detected the ballistic trajectory of the incoming rockets, providing unimpeachable evidence of the origin of the attack. So, too, would have US and NATO intelligence collection platforms operating over and around Ukraine. And, given the propaganda victory that could be achieved by releasing such evidence, one can rest assured that the US would very much take full advantage of any scenario which would reproduce the release of U-2 imagery during the Cuban missile crisis, or the release of the audio tapes of the Soviet fighter pilot downing KAL 007.


もちろん、そんなことはあり得ない。ロシアがザポリージャの施設を積極的に防衛している現実を考えると、安っぽい広報のためにレーダー能力に関する重要な情報を提供することはあり得ない。ロシアは長い間、安っぽいプロパガンダには消極的で、戦場でのパフォーマンスに任せることを好んできた。


米国とウクライナはそうではない。ロシアのシナリオを弱体化させ、プーチン大統領の「心に入り込む」ための情報を、たとえ公開された情報が真実でなくても、協力して発信してきた実績があるのである。

This, of course, won’t happen. And given the reality that Russia is engaged in the active defense of the Zaporozhye facility, it is unlikely that it would give away important intelligence about its radar capabilities just to score cheap public relation points. Russia has long been reticent about engaging in cheap propaganda, preferring to let its performance on the battlefield do its speaking for it.


Not so the United States and Ukraine, which have a track record of collaboration when it comes to disseminating information designed to undermine the Russian narrative and “get into the mind” of Russian President Vladimir Putin – even if the information being released to the public is not true.


ウクライナのザポリージャ核施設に対する攻撃は、典型的なオーウェル主義的手法で、その4日前に米国によって予測されていた。8月1日の国連での記者会見で、米国のアントニー・ブリンケン国務長官は、ロシアが核施設を基地としてウクライナに砲撃を行ったと非難した。原発の近くからロケット弾を発射する行為は「無責任の極み」と断じ、原発そのものに着弾する可能性を示唆した。さらに、ロシアは原発を「核の盾」として利用し、原子炉への攻撃を恐れてウクライナの攻撃を防いでいるのだとも述べた。

The Ukrainian attack on the Zaporozhye nuclear facility was, in typical Orwellian fashion, forecasted by the United States four days before it took place. During an August 1 news conference at the United Nations, US Secretary of State Antony Blinken accused Russia of using the nuclear facility as a base from which it conducted artillery strikes against Ukraine. Blinken declared that the act of firing artillery rockets from proximity to the nuclear power plant was “the height of irresponsibility,” implying that these rockets could land on the power plant itself. Blinken also added that the Russians were using the nuclear facility as a “nuclear shield” which prevented any Ukrainian attack out of fear of striking the nuclear reactors.


ブリンケンのウクライナ政府の言い分の堂々たるオウム返しは、彼の力強い発言を裏付ける証拠が全くないため、より不合理なものとなっている。通常、国務長官のような人物がこのような重要な問題について公の場で発言する場合、その主張を裏付ける何らかの情報、例えば、ザポリージャ原発付近にロシア軍がいることを示す上空からの画像などが公開されるものである。しかし、ブリンケンはアメリカ外交のトップとしての機能を停止し、ウクライナの宣伝マンとしてしか機能していないので、そのようなデータは提供されなかった。

Blinken’s brazen parroting of Ukrainian government talking points was made more absurd by the absolute dearth of evidence to back up his powerful pronouncements. Normally, when someone of the stature of the Secretary of State speaks in such a public manner about issues of this importance, there is some intelligence information that is released – for instance, overhead imagery showing Russian troop locations near the Zaporozhye nuclear plant – to sustain the allegation. No such data was provided, however, because Blinken had ceased functioning as the head of the American diplomatic service, and instead was functioning as little more than a Ukrainian propagandist.


ロシア側は、ザポリージャの核施設周辺には、警備のための少人数の部隊を除いて、ロシア軍はいなかったと明言している(結局のところ、ここは稼働中の原子力発電所なのだ)。ここでも、ロシアは原発周辺の部隊配置の俯瞰画像を明らかに提供できるのに、作戦上のセキュリティがそれを許さないのである。結局のところ、犯罪の証拠を提供するのは告発者の仕事であり、告発された側ではない。

For its part, Russia has made it clear that there were no Russian forces located in the vicinity of the Zaporozhye nuclear facility save for a small contingent of troops for security purposes (it is, after all, an active nuclear power plant.) Again, while Russia can clearly provide overhead imagery of its force disposition in the vicinity of the plant, operational security precludes it from doing so. It is, after all, the job of the accuser to provide the evidence of a crime, not the accused.


8月1日のブリンケンの発言は、ザポリージャ核施設に対するウクライナ軍の砲撃に至る広報キャンペーンの発端となるものだった。このキャンペーンの目的は2つあると思われる。第1にロシアに悪い印象を与えること、第2にウクライナが軍事力で達成できなかったこと、つまりザポリージャからロシア軍を追い出すことを可能にすることである。西側諸国から発せられる国際的な介入の要請は、親ウクライナのシナリオを推進するための協調的な取り組みであり、そのシナリオを支える基本的な事実が真実でないことを関係者が知っているにもかかわらず、このような取り組みが行われていることを示している。ロシアは、IAEAの監視団を招き、国連安保理を招集し、原発の現状を説明する。

Blinken’s August 1 statement served as the initiation of a public relations campaign which culminated in the Ukrainian artillery attack on the Zaporozhye nuclear facility. The goal of this campaign appears to be twofold – first, to put Russia in a bad light, and second, to allow Ukraine to accomplish that which it could not achieve through military force – the eviction of Russian troops from Zaporozhye. The calls for international intervention emanating from the West point to a concerted effort in promoting a pro-Ukrainian narrative even when all parties know the underlying facts sustaining this narrative are not true. To counteract that, Russia has extended its own invitation to IAEA monitors to visit the powerplant and summoned a UN Security Council meeting to discuss the situation.


これは、単に情報戦が失敗したというより、はるかに深刻である。ザポリージャの原子力施設は、砲弾の直撃にも耐えうる構造になっているが、電力供給の停止や安全装置の損傷は、チェルノブイリ原発事故の前のような暴走を引き起こす可能性がある。ロシア国防省は、ウクライナの発電所への攻撃により電力サージが発生し、緊急停止したと指摘した。さらに、発電所を運営するウクライナの企業トップは、発電所とウクライナのエネルギーシステムを結ぶ送電線が1本を除いてすべて破壊されたと指摘し、停電は「こうした原子力施設にとって非常に安全でない」可能性があると宣言している。


This is far more serious than simply another information warfare campaign gone bad. While the Zaporozhye nuclear facility is constructed to standards which would be able to survive a direct hit from an artillery rocket, the disruption of power and/or damage to safety equipment could lead to the kind of runaway event that preceded the Chernobyl nuclear disaster. The Russian Defense Ministry noted that the Ukrainian attack on the power plant had caused a power surge which triggered an emergency shutdown. The head of the Ukrainian company operating the plant further noted that all but one power line connecting it to Ukraine’s energy system had been destroyed, declaring that any power blackout could be “very unsafe for such a nuclear facility.”


グテーレス事務総長は、ザポリージャ核施設への攻撃を "自殺行為 "と呼んだのは正しい。しかし、この残虐行為に関与した「核テロリスト」は、モスクワではなく、ワシントンとキエフが出所である。ロシアの軍事作戦が一段落し、ザポリージャ核施設攻撃のような犯罪を犯した者の責任が問われるとき、(アン)トニー・ブリンケンの名前は、この世に正義があるならば、このリストのトップに挙げられるはずである。

Secretary-General Guterres rightly called the attack on the Zaporozhye nuclear facility “suicidal.” However, the “nuclear terrorists” involved in this atrocity do not hail from Moscow, but rather Washington and Kiev. When the dust from Russia’s military operation finally settles, and those responsible for perpetrating crimes such as the attack on the Zaporozhye nuclear facility can be held accountable, Tony Blinken’s name should, if there were any justice in this world, be at the top of this list. 



……………………



◼️ダグラス・マクレガー大佐 アップデート/ウクライナ、中国、台湾、日本、北朝鮮

Col Doug Macgregor - Ukraine Russia latest    2022/07/29 よりhttps://twinotes.com/th/1555163917990563841


彼らの頭の中は空っぽです。全ての事柄に呆れ果てるほど幼稚で未熟な見方をしています。ブリンケンもオースティンもそうです。


自分達が何をやっているのか彼らは全くわかっていませんね。ちょうどおもちゃの入ったマッチ箱を手渡されて喜んでいる小さな子どものグループのようなものです。


私が言いたいのは次の事です。ワシントンは「アメリカ、ファースト!」ではなく「俺(私)がファースト!」です。いかにして自分を目立たせるか、人気者になるか、自分を偉大な時の人のように見せるか、それだけです。彼らは自分たちの行動の戦略的意味をまるで理解していないのです。


オリジナル動画:https://t.co/GuYPMjCEfQ





※参考





◼️「アメリカはウクライナ戦争を終わらせたくない」と米保守系ウェブサイトが

遠藤誉 2022年4月16日

バイデン政権にいるブリンケン国務長官もオースティン国防長官も生粋のネオコンだ。オースティンなどは、アメリカの巨大軍需企業のレイセオン・テクノロジーズの取締役をしていたのだから、戦争が起きていないと困るネオコンそのものである。

バイデンは先日、米政府高官の誰かをウクライナに派遣する可能性があると発言しているが、その候補として名前が挙がっているのが、このブリンケンとオースティンだ。

いずれにしてもネオコンの代表で、ウクライナを訪問する目的は、The American Conservativeにダグ・バンドウが書いている通り、ウクライナ戦争を何としても長引かせることにある。




◼️Scott Ritter - Ukraine Russia War UPDATE  2022/06/10

アントニー・ブリンケンもロイド・オースティンもとっくの昔に悪魔に魂を売り渡した人々ですが、少なくともウクライナに膨大な援助を続けるためにはウクライナが勝利するという信念が必要なはずです。

しかし、そうではなくて、一人でも多くのロシア人を殺すために、たくさんのウクライナ人を殺し続ける、それはウクライナ人が一人もいなくなるまで続くのだと考えているのだとしたら、それは単に意地が悪いというだけでなく、凶悪犯罪です。

ホワイトハウスでバイデンを取り囲んでいる者たちは、ロシアを苦しめることをウクライナの最も重要な国是と設定し、そのためのウクライナ人の犠牲をなんとも思っていません。